2009年2月28日土曜日

Yの小庭から32

 昨日は、東京でも雪が降りました。本当に寒い寒い一日でした。2月も今日でおしまい。我が家ではお雛様も飾って春を迎える準備をしています。
 この時期のおきまりはイチゴジャム作り。スーパーマーケットには甘くて大粒の立派な苺が並んでいますが、ジャム作りにむいているのは実が引き締まって酸味のある小ぶりのもの。材料は苺と砂糖、レモンにリキュール。それだけ。朝食に必ず食べるヨーグルトにかけても良いように、ジャムとソースの間ぐらいが好みです。一箱4パックの苺を使うので正味800gぐらいの苺が一回分の煮る量です。
 煮上がった苺は赤いエナメルのようにピカッと輝き、自家製ならではの好みの甘さに作ることが出来ます。食の安全が問題になっている今日この頃。無理なく出来ることは手作りしたいと思います。な〜んて建前はこのぐらいにして、やっぱり自分で作ったイチゴジャムは美味しいというのが本音。パックの中にひしめき合うように詰められた小ぶりの苺を見つけたら、是非イチゴジャムを作ってみてください。私のジャム作りもまだしばらく続きます。

2009年2月25日水曜日

Needle Bee 通信 40

 2月初めてのNeedle Bee のお教室はあいにくの雨空。でも、とんがり屋根の中は雨で外に出せない花がたくさん。お花に囲まれての針仕事です。

 Mme. Ma はピンクのリネンとリバティプリントを合わせた巾着を完成させました。リボン刺繍のバラがとても素敵です。東京ドームで開催されたキルト展で見つけたこれまた可愛いピンクのリボンを通しました。ピンクとバラはMme. Ma の世界。昨年暮れにお母さまに聖歌集カバーを作って差し上げたのですが、聖書カバーも作ってほしいと頼まれたそう。母の日のプレゼントになるのでしょうか。


 あと一息で完成です。中袋を縫い付ければすべて終了。一年以上大事に大事に作ってきたMme. O のキルトバッグ。濃い茶色の革の持ち手が全体を引き締めました。色合いも素材も彼女好みで本当にナチュラルな雰囲気に。レースやリボン、絹糸でのステッチやビーズ。イニシャルの刺繍も入れてこれぞ手仕事のお手本になる逸品です。次の大作は何になるのか楽しみです。


 刺繍糸や縫い糸、リボンでいろいろなバラを刺したのはMme. U 。今日はビーズを飾りました。花や葉っぱについた露に見立てて、ひとつひとつストーリーを作りながら縫い付けていました。この後は刺繍した部分にオーガンジーをかけて実用的にする構想。リボン刺繍のバラやビーズが何かにひっかかったりしないようとの細やかな心配りからです。巾着に仕立てるのだそうですが、何を入れる袋になるのかな。

 今日のスイーツはイタリアのお菓子「バチディダマ」。貴婦人のキスという名前を持つ可愛い焼き菓子です。アーモンドプードルがコクと歯触りを良くしてくれます。ミルクチョコをはさんでぽってりした唇に。バレンタインデーに娘が友チョコに配りました。

2009年2月16日月曜日

Yの小庭から31

 春一番が吹き、桜が咲く頃の陽気を思わせる暖かさが続いています。そんな早朝、我が家には珍客がありました。
 キャベツにとまってついばんでいる鳥は、ひよどり。カーテンを開けると逃げて行ってしまうのですが、この時ばかりは横目で様子を伺いながらお食事です。窓越しに写真におさめることができました。
 我が家のベランダの植物は、これまでもこの食欲旺盛な鳥にいろいろと食べられています。ブルーベリー、千両、ローズヒップ等々。マンションのすぐ隣にはご夫婦で作る趣味の畑があります。丹精して育てられたかなりの種類の野菜が本当に綺麗で美味しそう。どうしてこのキャベツを食べるのか。虫が食ったようにあみあみです。