2010年3月17日水曜日

Needle Bee 通信 63

 今月のお教室は先週は春の雪のためお休みに。そして今日は今期最後のNeedle Bee のお集りでした。昨日は初夏を思わせる気温の上がりようでしたが、今日はまた春らしい日になりました。

 織りにそって絹糸でステッチをかけているMme. U 。アウトラインステッチがとてもきいて模様が浮きあがります。これでティーコゼを仕立てます。ゴージャスなティータイムになること間違いなしです。手が慣れてアウトラインステッチの針目はもう職人技の域に。ビクトリアンステッチ用の絹糸がなくなり、只今糸を調達中。

 その間の挿み仕事に選んだのは、以前バラの刺繍に取り組んでいたポーチの仕上げ。バラの刺繍やビーズを保護するために、オーガンジーを掛けてレースで飾りました。豪快なところもあり、こんな繊細な感覚も持ち合わせるバランスのよい女性です。



 バネ口ポーチの仕立ても最終段階にはいったMme. Si 。中袋をつけて表に返したらとても可愛いフォルムが出来ていました。キルト綿を入れた底部分がぷっくりとして愛らしい。刺繍やコードなども利いていて本当に素敵です。生地は自分でチョイスし、ママが作った世界で一つだけのポーチ。お嬢さんでなくてもプレゼントされたら嬉しいですよね。

 次なる構想を練っていたのはMme. Mi 。次の作品はリネンを使ったナチュラル感たっぷりのバッグ。今日はそのバッグに刺すつもりのミモザの花の刺繍を試作していました。黄色のミモザは元気をくれるバッグになりそう。

 今日のNBスイーツはクランベリーケーキ。赤ワインにつけたクランベリーはぷっくりふくらんで風味豊か。バターと砂糖の撹拌の仕方、粉を入れてからの混ぜ方がポイント。キメの細かいしっとりとしたケーキになります。

 

2010年3月3日水曜日

Yの定番2

 今日は桃の節句。我が家のお雛様はお出ましにならず・・・。

 でも、雛あられと桜餅はやっぱりないとね。
 今日は我が家定番の漆器をご紹介。一点の曇りのない漆も素敵だけれど、ちょっとお手入れが大変そう。福井の漆作家、山岸厚男さんの作る漆器は、ジーンズ感覚の漆器。氏曰く「「洗いざらしのジーンズのように、何年も使ったような、すりへった雰囲気を作れば、キズを恐れずに毎日バンバン漆器を使える。」。使い込むほどにいい艶が出てきて,自分の漆器の色を作っていく楽しみがあります。雛あられを盛った器はふっくらした形が可愛い根来塗りの刷毛3寸小鉢。

 同じく根来塗りのお弁当箱も娘と私で愛用しています。何がいいかってその良さはお弁当箱を洗う時に実感。お魚を入れてもお肉を入れても洗えばその臭いはさっと洗い流せ、カレーもケチャップも色移りなし。どれほど精神衛生上よいかわかりません。もちろん見た目2割増で美味しそうに見えることうけ合い。娘のお友達の間ではお弁当作り名人の名を欲しいままに。