2008年12月31日水曜日

桜ヶ丘園芸さん便り29

 穏やかに晴れた子年大晦日今日、桜ヶ丘園芸さんで年忘れ豚汁パーティを開きました。
 24Lも入る寸胴鍋をバーベキューの網の上に載せて、さ〜仕込みですよ。

 具材は、豚肉、牛蒡、人参、大根、里芋、白菜、玉葱、えのき茸、葱、蒟蒻、豆腐。炭だけでは火力が足らないので、とんがり屋根をはるかに越す大ケヤキの落ち枝をいただき火をくべました。慣れない火熾しに目がしばしば。それでもいつしか良い火加減に。なんだか火の回りはホッとする空間。昔は焚き火は珍しくなかったよね〜などと昔話をしながら煮えるのを待ちます。ふらっとお花を買いにきた方も飛び入り参加で総勢15人ほどで舌鼓を打ちました。早々と炭火でお餅も焼いて香ばしい焼き餅も格別。みんな笑顔で話の花が満開でした。


 2008年ブログ最後のページを飾るのはこの小さなちいさなシクラメン。洗面所に置いているので一緒に映っているのはソープポンプ。鉢の高さを加えても10㌢にも満たない小ささです。とにかく文句なく可愛い!来年はどんな花に出会えるかな。楽しみです。

 2008年最後のページまでおつきあいくださりありがとうございました。
 どうぞ良いお年をお迎えくださいませ!

2008年12月27日土曜日

桜ヶ丘園芸さん便り28

 今日も昨日に引き続きお正月飾りのドアノッカー講習会が開かれました。先生であるご夫妻も一年ぶりの講習会に、昨日はちょっと緊張気味でしたが、今日はすっかり感覚をもどした様子でした。

 では作品を一部ご紹介。









 どのドアノッカーも作った方の人柄をうつす個性派ぞろい。 








 共通しているのは皆、良い新年を迎えたいとの願いと御目出度さ。きっと丑年も素敵な一年になることでしょう。




 

 桜ヶ丘園芸さんご夫妻、二日間にわたりありがとうございました!勿論、また来年もお願いいたしまーす。オニが大笑い。

2008年12月26日金曜日

桜ヶ丘園芸さん便り27

 クリスマスの昨日は日中コートもいらないような暖かさでしたが、今日はまるで冷蔵庫。冬将軍の到来です。
とんがり屋根では、年末恒例のお正月ドアノッカーの講習会が開かれました。

 もちろん、主な材料は作り物ではない植物達です。クリスマスリースの時のモミの香りも良かったのですが、やはり新年を迎える改まった気持ちにさせてくれます。これはコノテガシワ。若松の間やドアノッカーのベース背面に入れます。背面をコノテガシワで覆うのは松ヤニでドアがよごれないようにとのご夫妻の心遣いから。


 そしてもちろん主役は若松。日本のお正月はやはり松。門松やしめ飾りにも使われています。松には年神さまが降りてくるらしいのです。まっすぐに伸びた枝や松葉は古来から日本人の美意識に合ったのでしょう。松の香りは神聖な気持ちにさせてくれます。



そして、新年を迎える御目出度さや華やぎを感じさせてくれるのは、やはり赤い実。深い赤色のサンキライを用意してくれました。そして、稲穂。頭が垂れるほど実を付けた稲穂が繁栄を約束してくれるかのようです。古代米の稲穂もあり、とてもシックな色合いで松の緑を引き立てます。あとは、クワイや松ぼっくり、ユズリハの実、水引で作った鶴と亀、そして来年の干支の牛のお飾りもあり、どれを使うか迷ってしまいました。

 我が家のお正月飾りが出来ました。黄金色のリボンをきゅっと結んで金運アップの予感。おっとこの邪な気持ちはいけません。清らかな心で新年を迎えたいと思います。

2008年12月25日木曜日

Yの小庭から28



 Merry Christmas!
 みなさま、ご家族お揃いでどうぞ良いクリスマスを。

2008年12月17日水曜日

Needle Bee 通信 37

 今日は冷たい雨がそぼ降る一日でした。乾燥した空気へのお湿りになりました。インフルエンザも流行ってきた兆し。気をつけましょうね。
 さて、Needle Bee は今日が今年最後のお集り。補講日です。
 
 お母さまへのプレゼントの聖歌集カバーを先週仕上げたMme. Ma は可愛い巾着をプレゼントに加えました。淡いブルーのバラのプリントを表袋、中袋に選び心を込めて作られています。バラといえば Mme. Ma 。ブルーのサテンリボンがアクセント。離れて暮らすお母さまへのクリスマスプレゼントだそうです。きっと愛らしいラッピングでおめかしして贈られる事でしょう。今日はリボン刺繍でバラの花にも挑戦。

 リボン刺繍でバラの花を咲かせていた Mme. U 。今日は5番の刺繍糸でバラを刺しました。リボン刺繍のボリュームに負けないようにと2本どりで刺す工夫はMme. U ならでは。そしてやはり感心するのが葉っぱの刺し方。そうそう、バラってこんな風に葉っぱがついてる!フリーハンドでちくちく針を進めて完成させていきます。桜ヶ丘園芸オーナー夫人の貫禄です。

 今日は補講日なのでスイーツはなし。でも珈琲だけでは寂しいもの。この週末に娘のMが焼いたクリスマスのクッキーをちょっとお味見。型抜きクッキーはお得意です。ごちになりました。

2008年12月12日金曜日

Needle Bee 通信 36

 Needle Bee 今期最後のレッスンはぽかぽか陽気の日でした.とんがり屋根の植物達も緊張をゆるめてお日様にむかってにこにこしている感じ。今日は作品フォト満載です。

 出来ました!Mme. Ma がお母さまのために作っていた聖歌集カバー。本当に丁寧にていねいに一針ひとはり縫っていました。表には色を変えたステッチのバリエーション。裏はフランスの古いイニシャル文字をサテンステッチで豪華に刺しました。聖歌集は教会では毎回使うものだそうで、これを手にするたびにお母さまは、離れて暮らしている娘の優しさや成長を思いになることでしょう。なんとも素敵な母娘です。手作りのプレゼントがそんな絆になってくれたら、私もとても嬉しいのです。





 やっぱりこの季節編み物です。毛糸を持つ手の指先から暖かさがじんわり。何となく心にもポッと暖がともります。これは、Mme. Mi のモチーフ編み。ぐるぐる4段編むと完成です。白い珈琲カップを載せたらとってもキュート。素材や糸の太さを変えて編むだけでも違ったニュアンスを楽しめます。今頃はせっせと編んでいるかな。









 Mme. O のバッグも完成間近です。パイピングをして革の持ち手をつけて中袋をまつりつければすべておしまい。作る過程を楽しみながら針を進めてきた大作です。いろいろな手法をちりばめて、生地を選ぶ段階からMme. Mらしい色と柄をチョイス。本当に彼女らしい作品になりました。出来上がりをご紹介するのが楽しみです。

 ただいま、巾着袋を極めようと針を進めているのはMme. U 。これでいくつめの巾着になるのでしょうか。作るたびに個性を光らせるアイディアを形にしています。今回はいつもより大きめサイズ。リボン刺繍でバラを刺しています。手間がかからない割には効果抜群のリボン刺繍を気に入ってくださったご様子。そう、とっても楽しいんです。そんな楽しさをみなさんと共有できる喜びは格別です。

 今日のスイーツは「赤い実のパウンドケーキ」。この春に桜ヶ丘園芸さんの奥様に信州土産のドライチェリーをいただいた時から12月のケーキは決めていました。さくらんぼとクランベリーを夫秘蔵のレミーマルタンに漬け込んでおきました。コニャックをたっぷりふくんでぷっくりふくらんだ赤い実をパウンドケーキの生地で焼き、焼き上がりに赤く染まったコニャックを刷毛で塗ったらほんのりピンク色に染まりちょっとほろ酔い気分。切口はもちろん赤い実がバター色の間から顔をのぞかせて可愛い。コニャックの香り高い大人のケーキでした。

2008年12月1日月曜日

Yの小庭から27

 12月になりました。あっという間の一ヶ月間です。そんな慌ただしい時こそ日々を楽しみたいもの。

 これは10年ぐらい前につくった小人達。総勢25人です。それぞれ一つずつロザリオを持っています。12月になると毎日一人ずつ順番にロザリオを首に掛けてもらえます・・・。そう、クリスマスアドヴェントになっているのです。娘が小さかった頃は学校に行く前にロザリオを首に掛けてあげるのがお仕事。毎日楽しんでいました。三つ編みのお下げ髪の子は特別で最後の一人に決めていました。それは自分と同じ髪型だから。
 それが今では見向きもしないので、桜ヶ丘園芸さんのとんがり屋根のお部屋に去年から飾らさせていただいています。いらした方達に可愛がっていただける幸せな場所。奥様がロザリオを毎日掛けてくださっています。

 今年も良い一年だったと〆られるよう、風邪などひかずに元気にいきましょ!