2009年10月28日水曜日

Needle Bee 通信 54

 秋らしいカラッと爽やかな秋空が続きます。針仕事日和です。

 前回お休みだったMme. Mi 。やっぱり仕上げていらっしゃいました、ブラック×ドットフリルのバッグ。おまけに共布のコサージュ付きです。合わせたレースがとっても軽やか。たくさんのお道具類をいれても型くずれしません。可愛くてとても使いやすそう。私も早速作らなくちゃ。今日からは、ブラック×ドットフリルのスクエアバッグに取りかかりました。お揃いで持ったら尚更素敵。

 いつも疾風のように駆け抜けるMme. Si 。今日はとんがり屋根にいらした証拠写真を撮りました。まさにスクープ写真。お嬢さんのリクエストで作り始めたバネ口ポーチ。お嬢さんが自ら選んだ布をパッチワークしてモノグラムを刺繍します。やっぱりモノグラムはサテンステッチで凹凸をつけるのが王道。オペラピンクの刺繍糸で挑戦です。いい感じに刺せました。続きはおうちでしまーす、と帰り支度も早々にお帰りになりました。

 糸巻き針刺しの円盤2枚をおうちで仕上げていらしたMme. H 。放射状にキルトもかけて、いよいよ今日はバイアステープでぐるりとパイピングすることに挑戦。45度に裁断した共布で円盤をくるみます。綺麗な円周が描けました。その出来映えに一番感動したのはご本人。難しそうに見える事もやってみたら意外と簡単。もう一枚のパイピングは次回までの宿題です。

 今日のスイーツはカカオがきいたガトーショコラ。合うんですこれが珈琲に。コニャックの香りがする大人味のお菓子にあわせるのはブラック珈琲。

 桜ヶ丘園芸さんはご家族で日比谷公園のガーデニングショウに。でもとんがり屋根の下にはサプライズが。クリスマスリースに使うフレッシュなモミ枝と国産のレモン。良い香りに包まれての針仕事は秋の深まりを感じます。そして緑色も鮮やかなみずみずしいレモンはお土産にいただきました。

2009年10月24日土曜日

桜ヶ丘園芸さん便り36

 今日10月24日から11月1日までの日程で開幕しました「日比谷ガーデニングショウ2009』。桜ヶ丘園芸さんは前期・後期通しての出店です。

 日比谷公園の噴水前広場は、ガーデンコンテストの会場に。その会場をのぞむようにテントが張られ、お店ブースが出現しました。桜ヶ丘園芸さんのテントはちょうど中程。大きな木の下でとても良いロケーションです。
 今日は少し肌寒いような陽気でしたが、ガーデニング愛好家が開始時間の10時には日比谷公園に集まってきました。桜ヶ丘園芸さんのお店にもたくさんのお客様が。いつもはチビッコの人気者のご主人ですが、今日はご婦人方に囲まれていろいろと質問に応えていました。ちょっと嬉しそう。

 桜ヶ丘園芸さんの奥様はガーデンコンテスト・コンテナガーデン部門にエントリー。去年に引き続きの出展です。丸の内のオフィスビルをバックに堂々とした風貌。奥様の人柄が出ているダイナミックな作品です。作品のタイトルは『たまにはあるさ違う日が!』含蓄がありますね。実は開幕直前までパイナップルの木が実をつけて植えられていたのです。実のコンディションがあまり良くないと判断して、急きょ無しに。インパクトがあったのでちょっと残念でした。

 日比谷公園は都心の真ん中のオアシス。たくさんの木に囲まれていて、たくさんの人に愛されている公園です。気軽に食べられる軽食屋台やワインショップも並んでいます。お天気の良い日を選んでのお出かけ、お薦めです。

2009年10月20日火曜日

Yの小さな個展7

 東京渋谷区神宮前に可愛らしいお店がオープンします。その名は「Viola』。桜ヶ丘園芸さんご夫妻の親しいお友達 Mme. Masako が女主人。Violaと命名したのは桜ヶ丘園芸さんのご主人です。青山通りから少し入った閑静でおしゃれなショップが所々に並ぶロケーション。季節のポットフラワーと、Mme. Masako の感性に合ったアンティークな雑貨や可愛いアイテムを扱う大きな窓のかわいいお店です。今日はお披露目のオープニングパーティが催されました。
 桜ヶ丘園芸さんのご縁で、Mme. Masako が私の作品を気に入ってくださりお店に置きたいとのお話をくださいました。思いもよらない嬉しいお話です。Viola という店名にちなんで刺繍するモチーフはやっぱりヴィオラ。私も大好きな花のひとつです。今までに育てながら撮った写真が何よりのお手本。お花の色はMme. Masako のイメージで。リバティプリントと組み合わせてNeedleworkにちなんだ作品に仕立てました。
 外苑の銀杏並木もそろそろ色づく季節。ちょっと青山まで足をのばして「Viola」(渋谷区神宮前5ー45−6)を訪ねてみてください。桜ヶ丘園芸さんでお馴染みコッツウォルズのレンガ花壇とアイアン細工に掛けられた深緑色の「Viola」の看板が目印です。

2009年10月18日日曜日

Yの小さな個展6

 この時期の街中はオレンジ色が一番人気。ハロウィンの飾り付けやグッズがたくさん。ケルト人の歳時が起源らしく、この夜は霊が家族を訪ねたり精霊や魔女が出現するとも。カボチャをくり抜いてロウソクを照らすお化けカボチャがちょっとユーモラスです。
 魔女やお化けに仮装した子供達が「 Trick or treat. 」と言いながらご近所周りをして、お菓子をゲット。子供達には楽しい晩です。

 ハロウィンの仮装といえばやっぱり魔女。とんがり帽子にマント。黒とオレンジのパキッとした色合わせです。我が家でも娘が小さな頃は、仮装パーティはしませんでしたがハロウィン気分を演出しました。身長が5㌢にも満たない仮装した小人さん達を作り、お飾りカボチャと一緒にテーブルを飾りました。久しぶりに箱から出したら、ひそひそといたずらの相談をしています。

2009年10月14日水曜日

Needle Bee 通信 53

 爽やかなお天気が続いていましたが、今日はパラッとにわか雨が降りました。Needle Bee のお教室の最中でしたので、ほどなくやんだ雨の影響はまったく無し。桜ヶ丘園芸さんのお庭の植物が潤ってとても綺麗でした。

 前回、装飾をいろいろとほどこした大作バッグを完成させたMme. Ma はお道具類を入れてお持ちになりました。やっぱりバッグは中にお荷物が入って初めていきいきとします。太めに作った持ち手が腕にしっくりなじんで良い持ち心地。みんなで順番に持ってみたりして。こんな瞬間も楽しいのです。

 今期からお仲間になってくれた Mme. H は唯一の課題である糸巻き針刺しを着々と進めます。ホームワークで終わらせてきたパッチワークは見事に綺麗な円形に。正確で緻密なお仕事ぶりです。今日はキルト綿をはさんで2枚の円盤を作りました。しつけをかけて、キルトをします。今回の宿題はキルトかけを終わらせてくることです。2週間ぶりのお集りを心待ちにしてくださったとか。お針仕事の愛好家が一人増えました。

 久しぶりにいらした Mme. Si 。いつもながら疾風のように立ち去ってしまいました。写真を撮るのも忘れるぐらい。只今、お嬢さんからのリクエストでバネ口のポーチを作成中。お嬢さん自身が選んだ生地をパッチワークして、今日はピンクのリネン部分にモノグラムの刺繍をスタートさせました。次は記念撮影を忘れないようにしなければね。

 今日のスイーツは簡単「タルトタタン』。やっぱりリンゴは紅玉。最近は酸味が強い紅玉を育てるリンゴ農家が少なくなっていて、木自体も古株になっているそう。年をとった木に成る実は小ぶりです。農家のみなさん!どうぞ新苗も植えて紅玉を栽培し続けてください。この時期ならではの香り高い焼き菓子でした。

2009年10月11日日曜日

桜ヶ丘園芸さん便り35

 桜ヶ丘園芸さんといつも綴っていましたが、とんがり屋根に掛かるこのプレートは「さくらヶ丘園芸」さん。今日プレートの写真を撮って気がつきました。どちらが正しいのかな。今度お邪魔した時に、お聞きしてみましょう。



 大きな台風が日本列島を駆け抜けた後、すっかり秋めいてきたこの3連休。桜ヶ丘園芸さんのお庭も秋の植物達が少しずつ並び始めました。今年のお花の色の傾向は、シックな印象です。大人顔のお花の寄せ植えがお庭を飾っています。赤や黄色の小さな実物の鉢も人気があるみたい。もちろん野菜類も忘れてはならないアイテムです。

 花小屋もこれから仲間入りする花達を待っています。今年の秋冬はどんな感じに彩られるのでしょうね。ビオラ、パンジー、シクラメン、ポインセチアなどは常連さん。ニューフェイスの登場も待ち遠しいです。

 桜ヶ丘園芸さんは今月24日から11月1日まで東京、日比谷公園で開催される日比谷ガーデニングショー(http://www.hibiya-gardening-show.com/ )に出店、そしてコンテナガーデン作品の出展をなさいます。お店テントはNo.6 。ご夫妻のお好きな植物をはじめ、ガーデニングツールなどの販売もあります。野外が気持ちよい季節。日比谷公園にお遊びにいらっしゃいませんか。



 

2009年10月5日月曜日

桜ヶ丘園芸さん便り34

 秋雨前線と台風の影響で,東京はお天気が愚図つき気味。桜ヶ丘園芸さんの植物達もお日様が顔を出すのを待っています。それでも、夏の間にコッツウォルズの壁際にぐるりと作った花壇の植物達は、すくすくと丈を伸ばし葉を茂らせています。ハチミツ色のレンガに緑が映えます。バラも植えてほしいな〜。


 道具小屋の前の花壇も徐々に姿を変えています。夏野菜はすっかり抜かれて、これからがシーズンの葉菜類が植えられました。まだ空きがあります。何を植えるのかな。お鍋のおいしい季節になりますから、お鍋用の野菜は植えていただかなくては。




 夕べは十六夜。とんがり屋根の下にお月見のお飾りが。ススキやホトトギス、秋の草花が生けられていました。野鳥のホトトギスの持つ文様に似ていることからホトトギスと呼ばれている野草。一枝いただいてきました。街中の明かりを消して平安朝の貴族のように月を愛でる。ん〜究極のエコロジーかも。