2008年12月31日水曜日

桜ヶ丘園芸さん便り29

 穏やかに晴れた子年大晦日今日、桜ヶ丘園芸さんで年忘れ豚汁パーティを開きました。
 24Lも入る寸胴鍋をバーベキューの網の上に載せて、さ〜仕込みですよ。

 具材は、豚肉、牛蒡、人参、大根、里芋、白菜、玉葱、えのき茸、葱、蒟蒻、豆腐。炭だけでは火力が足らないので、とんがり屋根をはるかに越す大ケヤキの落ち枝をいただき火をくべました。慣れない火熾しに目がしばしば。それでもいつしか良い火加減に。なんだか火の回りはホッとする空間。昔は焚き火は珍しくなかったよね〜などと昔話をしながら煮えるのを待ちます。ふらっとお花を買いにきた方も飛び入り参加で総勢15人ほどで舌鼓を打ちました。早々と炭火でお餅も焼いて香ばしい焼き餅も格別。みんな笑顔で話の花が満開でした。


 2008年ブログ最後のページを飾るのはこの小さなちいさなシクラメン。洗面所に置いているので一緒に映っているのはソープポンプ。鉢の高さを加えても10㌢にも満たない小ささです。とにかく文句なく可愛い!来年はどんな花に出会えるかな。楽しみです。

 2008年最後のページまでおつきあいくださりありがとうございました。
 どうぞ良いお年をお迎えくださいませ!

2008年12月27日土曜日

桜ヶ丘園芸さん便り28

 今日も昨日に引き続きお正月飾りのドアノッカー講習会が開かれました。先生であるご夫妻も一年ぶりの講習会に、昨日はちょっと緊張気味でしたが、今日はすっかり感覚をもどした様子でした。

 では作品を一部ご紹介。









 どのドアノッカーも作った方の人柄をうつす個性派ぞろい。 








 共通しているのは皆、良い新年を迎えたいとの願いと御目出度さ。きっと丑年も素敵な一年になることでしょう。




 

 桜ヶ丘園芸さんご夫妻、二日間にわたりありがとうございました!勿論、また来年もお願いいたしまーす。オニが大笑い。

2008年12月26日金曜日

桜ヶ丘園芸さん便り27

 クリスマスの昨日は日中コートもいらないような暖かさでしたが、今日はまるで冷蔵庫。冬将軍の到来です。
とんがり屋根では、年末恒例のお正月ドアノッカーの講習会が開かれました。

 もちろん、主な材料は作り物ではない植物達です。クリスマスリースの時のモミの香りも良かったのですが、やはり新年を迎える改まった気持ちにさせてくれます。これはコノテガシワ。若松の間やドアノッカーのベース背面に入れます。背面をコノテガシワで覆うのは松ヤニでドアがよごれないようにとのご夫妻の心遣いから。


 そしてもちろん主役は若松。日本のお正月はやはり松。門松やしめ飾りにも使われています。松には年神さまが降りてくるらしいのです。まっすぐに伸びた枝や松葉は古来から日本人の美意識に合ったのでしょう。松の香りは神聖な気持ちにさせてくれます。



そして、新年を迎える御目出度さや華やぎを感じさせてくれるのは、やはり赤い実。深い赤色のサンキライを用意してくれました。そして、稲穂。頭が垂れるほど実を付けた稲穂が繁栄を約束してくれるかのようです。古代米の稲穂もあり、とてもシックな色合いで松の緑を引き立てます。あとは、クワイや松ぼっくり、ユズリハの実、水引で作った鶴と亀、そして来年の干支の牛のお飾りもあり、どれを使うか迷ってしまいました。

 我が家のお正月飾りが出来ました。黄金色のリボンをきゅっと結んで金運アップの予感。おっとこの邪な気持ちはいけません。清らかな心で新年を迎えたいと思います。

2008年12月25日木曜日

Yの小庭から28



 Merry Christmas!
 みなさま、ご家族お揃いでどうぞ良いクリスマスを。

2008年12月17日水曜日

Needle Bee 通信 37

 今日は冷たい雨がそぼ降る一日でした。乾燥した空気へのお湿りになりました。インフルエンザも流行ってきた兆し。気をつけましょうね。
 さて、Needle Bee は今日が今年最後のお集り。補講日です。
 
 お母さまへのプレゼントの聖歌集カバーを先週仕上げたMme. Ma は可愛い巾着をプレゼントに加えました。淡いブルーのバラのプリントを表袋、中袋に選び心を込めて作られています。バラといえば Mme. Ma 。ブルーのサテンリボンがアクセント。離れて暮らすお母さまへのクリスマスプレゼントだそうです。きっと愛らしいラッピングでおめかしして贈られる事でしょう。今日はリボン刺繍でバラの花にも挑戦。

 リボン刺繍でバラの花を咲かせていた Mme. U 。今日は5番の刺繍糸でバラを刺しました。リボン刺繍のボリュームに負けないようにと2本どりで刺す工夫はMme. U ならでは。そしてやはり感心するのが葉っぱの刺し方。そうそう、バラってこんな風に葉っぱがついてる!フリーハンドでちくちく針を進めて完成させていきます。桜ヶ丘園芸オーナー夫人の貫禄です。

 今日は補講日なのでスイーツはなし。でも珈琲だけでは寂しいもの。この週末に娘のMが焼いたクリスマスのクッキーをちょっとお味見。型抜きクッキーはお得意です。ごちになりました。

2008年12月12日金曜日

Needle Bee 通信 36

 Needle Bee 今期最後のレッスンはぽかぽか陽気の日でした.とんがり屋根の植物達も緊張をゆるめてお日様にむかってにこにこしている感じ。今日は作品フォト満載です。

 出来ました!Mme. Ma がお母さまのために作っていた聖歌集カバー。本当に丁寧にていねいに一針ひとはり縫っていました。表には色を変えたステッチのバリエーション。裏はフランスの古いイニシャル文字をサテンステッチで豪華に刺しました。聖歌集は教会では毎回使うものだそうで、これを手にするたびにお母さまは、離れて暮らしている娘の優しさや成長を思いになることでしょう。なんとも素敵な母娘です。手作りのプレゼントがそんな絆になってくれたら、私もとても嬉しいのです。





 やっぱりこの季節編み物です。毛糸を持つ手の指先から暖かさがじんわり。何となく心にもポッと暖がともります。これは、Mme. Mi のモチーフ編み。ぐるぐる4段編むと完成です。白い珈琲カップを載せたらとってもキュート。素材や糸の太さを変えて編むだけでも違ったニュアンスを楽しめます。今頃はせっせと編んでいるかな。









 Mme. O のバッグも完成間近です。パイピングをして革の持ち手をつけて中袋をまつりつければすべておしまい。作る過程を楽しみながら針を進めてきた大作です。いろいろな手法をちりばめて、生地を選ぶ段階からMme. Mらしい色と柄をチョイス。本当に彼女らしい作品になりました。出来上がりをご紹介するのが楽しみです。

 ただいま、巾着袋を極めようと針を進めているのはMme. U 。これでいくつめの巾着になるのでしょうか。作るたびに個性を光らせるアイディアを形にしています。今回はいつもより大きめサイズ。リボン刺繍でバラを刺しています。手間がかからない割には効果抜群のリボン刺繍を気に入ってくださったご様子。そう、とっても楽しいんです。そんな楽しさをみなさんと共有できる喜びは格別です。

 今日のスイーツは「赤い実のパウンドケーキ」。この春に桜ヶ丘園芸さんの奥様に信州土産のドライチェリーをいただいた時から12月のケーキは決めていました。さくらんぼとクランベリーを夫秘蔵のレミーマルタンに漬け込んでおきました。コニャックをたっぷりふくんでぷっくりふくらんだ赤い実をパウンドケーキの生地で焼き、焼き上がりに赤く染まったコニャックを刷毛で塗ったらほんのりピンク色に染まりちょっとほろ酔い気分。切口はもちろん赤い実がバター色の間から顔をのぞかせて可愛い。コニャックの香り高い大人のケーキでした。

2008年12月1日月曜日

Yの小庭から27

 12月になりました。あっという間の一ヶ月間です。そんな慌ただしい時こそ日々を楽しみたいもの。

 これは10年ぐらい前につくった小人達。総勢25人です。それぞれ一つずつロザリオを持っています。12月になると毎日一人ずつ順番にロザリオを首に掛けてもらえます・・・。そう、クリスマスアドヴェントになっているのです。娘が小さかった頃は学校に行く前にロザリオを首に掛けてあげるのがお仕事。毎日楽しんでいました。三つ編みのお下げ髪の子は特別で最後の一人に決めていました。それは自分と同じ髪型だから。
 それが今では見向きもしないので、桜ヶ丘園芸さんのとんがり屋根のお部屋に去年から飾らさせていただいています。いらした方達に可愛がっていただける幸せな場所。奥様がロザリオを毎日掛けてくださっています。

 今年も良い一年だったと〆られるよう、風邪などひかずに元気にいきましょ!

2008年11月29日土曜日

桜ヶ丘園芸さん便り26

 昨日28日と今日29日に、桜ヶ丘園芸さんご夫妻によるクリスマスリース講習会が行われました。とんがり屋根はモミの香りで満ちあふれ、まるで森林浴をしている気分。癒しの空間です。

 今年のリースはビタミンカラー。お庭で咲かせたマリーゴールドのオレンジ、黄色、ドライオレンジ、姫りんごの赤にサンキライの実のシックな赤、とうがらしの深い赤、ポプラの実のゴールド、スターアニスと松ぼっくりのブラウン、ヘリクリサムのシルバーに白い松ぼっくりとカラフルなクリスマスリースになりそうです。

 ジュート紐でベースのツルにモミ枝を巻き付けていく事から始めます。去年も講習会に参加した方たちは、思い出しながらの作業開始。ほどなく感覚を思い出してお話しながら手を動かします。今年初めての方たちも緊張しながら始めたモミのベース作り。半分ほど進む頃には腕の力も抜けてきました。楽しい会話が弾みます。

 50㌢近いサークルのモミのベースが出来ました。さ〜これからもっと楽しくなりますよ。思い思いにオーナメントを選んで飾り付けです。同じ素材でも選び方、付け方、配列などによって個性が光る作品が出来上がりました。沢山の中から好みのリボンを好みの大きさや形に作っていただき完成!皆さん大きな袋に作品を入れて楽しげな足取りで家路につきました。きっと今頃はご自宅をクリスマスリースが飾っていることと思います。
 
 これが今年の我が家のクリスマスリースです。ドアを開けるたびにモミの爽やかな香りに包まれます。何とも良い気分!

2008年11月24日月曜日

Yの小庭から26

 暑い夏が終わり秋風が吹いたなと思う間もなく秋も終わりに。日は短くなるし何となく物悲しい季節です。そんな日常にほっとするようなシーンが見え隠れします。

 右側の小さいのが今年唯一収穫できた我が家のレモン。農家の方が育てたレモンと比べるとその差は歴然。柑橘類は水と肥料をとてもほしがります。蝶々の青虫からも守ってやらなければなりません。手をかけただけ文字通りの”果実”になって返してくれるのです。夏以降の植物へのお世話に点数をつけるとすれば、間違いなく落第点です。反省。

 これはベランダで花を咲かせたバラのバレリーナ。花がらを残しておくとローズヒップの赤い実を秋にはつけると知って、房になって咲いた花を幾枝か残しておきました。まだまだ先のことと思っていましたが、気がつくと赤く実を色付かせていました。日常の忙しさにかまけて、今やるべき事を後回しにしてしまう生き方をいさめてくれるかのようです。自然と寄り添い必要な事を過不足なくしていく。そんな植物の生様をお手本にしたいと思います。この可愛い赤い実、今年のクリスマスリースに使うつもりです。

2008年11月22日土曜日

Needle Bee 通信 35おまけ

 できましたあ〜。 ピアニストIngrid Fuzjko Von Georgii-Hemming をイメージしたバッグ。その名もフジコバッグ。Mme. K の力作です。進み具合を見るたびに、デコラティブになっていき、出来上がりがとても楽しみでした。水曜日のお教室から帰って一気に仕上げたそうです。イギリスで買っていらしたスパンコール付きレースが発想の原点でした。


 こちらは、バッグの裏側。以前ご自身で手作りしたスパンコールやビーズで飾ったストールを切ってパッチしてあります。持ち手はお気に入りだった上着の裏地。手持ちのワードローブの再生です。そんな生活の仕方を是非、お手本にしたいと思いました。ブラボー!

2008年11月19日水曜日

Needle Bee 通信 35

 今日は多摩も冬の訪れを予感させる北風が吹きました。とんがり屋根よりもずーんと背の高いケヤキの大木も葉をはらはらと落としています。インフルエンザも流行ってきた様子。健康第一で過ごしましょ。

 来週の振替えで第3週水曜日の今日、Needle Bee のお教室がありました。人数は少し少なめでしたが、とんがり屋根の下はホットです。

 いよいよフジコバッグも仕上げ段階に。使い勝手を考えて内袋に小さなポケットをつけた Mme. K 。ポケット口にレースをあしらう小ワザを効かせました。針を持つ手も堂に入ってきました。持ち手をしっかりつけて、仕立ても最終段階です。イメージ通りのバッグになりご満悦。これが完成したらイタリアのツイードで同じ形のバッグを作る構想も練っています。お見事!

 今日のスイーツはチョコブラウニー。香ばしい胡桃入りのおなじみの焼き菓子ですが、チョコ好きの私はさらにチョコをかけてカカオ尽くしに。珈琲との相性が良い事請け合いです。

2008年11月16日日曜日

桜ヶ丘園芸さん便り25

 ショッピングに出るとショップのウインドウもクリスマス飾り。そろそろカードを送ったりプレゼントを思案したり、ツリーのオーナメントを補充したりと何となく楽しい気分に。

 昨年大好評でした生のモミ枝を使ったクリスマスリース講習会、今年も桜ヶ丘園芸さんで開かれます。教えてくださるのはもちろんご夫妻。今年はどんな感じのリースにしようか楽しげに考えてくださいました。お庭で咲かせたマリーゴールドのドライフラワーを飾りに使ってというところまではお聞きしているのですが・・・。どんなクリスマスリースを教えてくださるのかとても楽しみです。

 これは我が家の昨年のリース。玄関ドアに12月の一ヶ月間飾っていました。ドアを開けるたびにフワッとモミの清々しい香りが、冬の冷たい空気を優しくしてくれました。
 
 今年お亡くなりになったアメリカのガーデナーであり絵本作家のターシャ・チューダーさんはこんな言葉を残していらっしゃいます。
     
      —思い出をよびおこす力がいちばん強いのは香りね。
                  映像や音より強いと思う。
  モミの木のにおいをかぐと、いつもクリスマスを思いだすわ。—

2008年11月12日水曜日

Needle Bee 通信 34

 今日は桜ヶ丘園芸さんご夫婦はお出かけのため、主不在のとんがり屋根をお借りしてのNeedle Bee のお教室となりました。出席者も3人でちょっと寂しいお集りでした。でも、お庭には冬を彩る色とりどりのガーデンシクラメンが沢山入荷して賑やかです。来週には、私も大好きなビオラが入ってくるそうです。いよいよウィンターガーデンの始まりです。

 ピアニストのフジコさんをイメージしてバッグを制作中なのは、Mme. K 。レースやフリルで飾った独特のファッションスタイルは私も好きです。イギリスで買ってきたスパンコールきらきらレースを中心に、手持ちの洋服や小物をリメイク。愛着のあるジャケットやストール、アクセサリーを使っての制作が Mme. K の素敵なところ。あとは仕立てを残すだけとなりました。フジコバッグの完成が楽しみです。

 こちらはMme. Ma の歌集カバー。お母様のイニシャルを刺繍しました。一針ひと針丁寧に刺した二つの文字が輝いています。贈る先様の顔を思い浮かべながら針を進める時は至福の時でもあります。そしてプレゼントして喜んでくださった顔を見るその時も、最高の瞬間です。手作りのものを贈る喜びは、作り始めたときから感じる事ができるのです。だからやめられません。

 今日のスイーツは旬の紅玉りんごを焼き込んだリングケーキ。3人なのでたっぷり珈琲をいれてたっぷりいただきました。果物からも季節を感じます。

2008年10月28日火曜日

needle Bee 通信 33

 秋らしいカラッとした一日、とんがり屋根にちくちく仲間が集まりました。

 独創的で細かい針仕事大好きなMme. U の作品。今までに使ったはぎれを大切に巾着にしまっていらっしゃるMme. U。もちろんその巾着もご自分で作ったもの。そのはぎれを組み合わせてアプリケし、刺繍でアクセントをつけました。色の組み合わせや配置も絶妙です。実の妹さんから作ってほしいとおねだりがあったそうですが、外国産のものを買えばとつれない返事をしたんだとか。早速、次の巾着作りに取りかかった彼女に「やっぱり妹さんに作ってあげるのね」と聞いたら、返ってきた答えは「自分のです!」。一同ガクっ。

 前回、爽やかなブルーのバッグとポーチを仕上げた Mme. S 。麻のふきんをご自宅で縫っていらっしゃいました。刺し子風に赤い糸でステッチされて、白いリネン生地は息を吹き込まれたようにイキイキして見えます。今頃はせっせとお皿を拭きあげてピカピカにしていることでしょう。Mme. M の可愛い巾着をみて、次の制作作品は決まりました。そうっ巾着です。ピンクの麻の生地がどんな風に生まれ変わるのでしょうか。楽しみです。

 今日のスイーツは仏アルデッショワ地方の栗ケーキ。もう10年ぐらい前に教えていただいたもの。栗の季節になると食べたくなる焼き菓子です。今日はお休みが多かったので、厚切りでいただきました。ん〜秋だな〜。

2008年10月20日月曜日

桜ヶ丘園芸さん便り24


 今日は、桜ヶ丘園芸さんからのお知らせです。
 今週土曜日25日から来月2日まで日比谷公園で開催される「ガーデニングショー2008」に桜ヶ丘園芸さんの奥様が出展なさいます。エントリーした部門は「コンテナガーデン部門」。大振りのテラコッタのコンテナで作品を創りました。作品の写真をアップしたいところですが、どうぞ会場でご覧くださいませ。
 公園を散歩するにはうってつけの季節。「ガーデン部門」「ベランダガーデン部門」「コンテナガーデン部門」「ハンギングバスケット部門」に200以上の作品が出展されます。関連イベントも目白押し。お天気の良い日に日比谷公園に出かけて、これからの季節のガーデニングプランのヒントを見つけちゃいましょ!
 

2008年10月8日水曜日

Needle Bee 通信 32

暦の上では今日は寒露。秋の気配もそろそろ本番。ちくちく針仕事がますます楽しい季節です。

 忙しい合間をぬってお教室にいらして、いつも疾風のようにお帰りになるMme. S 。多分このバッグに取りかかったのも一年近く前になるのかも。ブルー系の布を合わせたとても清潔感あふれるシンプルなバッグとお揃いのポーチが完成しました。作り方をメモって帰りご自宅で時間をつくっては針を進めた力作です。ヌメ革の持ち手がアクセントになっています。

 こちらはお母様のために聖歌集のカバーを作っているMme. Ma の刺繍。丁寧に一針ひと針確認しながら針を進めるその仕事ぶりは、見習わなくてはならない丁寧さ。刺繍糸の色も厳選して本当に綺麗。カメラがぶれてピンぼけの写真でのご紹介が残念です。完成しましたらバッチリ美しさもお届けします。お楽しみに。

 今日のスイーツはシナモン珈琲ケーキ。シナモンとインスタント珈琲をたっぷり使った香り豊かな焼き菓子です。コーヒーをたっぷりいれていただきました。コーヒーも美味しい季節になりました。

2008年9月30日火曜日

桜ヶ丘園芸さん便り23

 4ヶ月ぶりの桜ヶ丘園芸さん便りです。これまでにもたくさんお目にかけたいお庭の様子はあったのですが・・・。
 この日曜日、ここに集う気の置けないお仲間とバーベキューパーティをしました。とんがり屋根のパティオがグリルの定位置。炭をおこすと何ともいえない良い香り。ご近所にも漂って、何が始まるのかとご近所の住人も気になるご様子。急に気温が下がって火のぬくもりがこれまたなんともありがたい。

 野菜はもちろん自家農園からの収穫物。茄子、ピーマン、甘唐辛子が採れたてです。手塩にかけた(もちろん桜ヶ丘園芸さんのご主人がです)野菜を炭火で焼いたら本当に美味しい。南瓜はほくほくになりました。サツマイモを用意しなかったのは失敗だったの声も。


 涼しくなってもキュウリが高い秋空に向かって花を咲かせ実をつけています。少し大きくなったキュウリは,秋の虫たちのごちそうです。もうすぐこの畑は耕されて葉菜類を植える計画です。




 お庭の花も秋風に揺られ風情があります。強い色の花にかわってシックな色合いの花が並び始めました。
 来月、日比谷公園で開催されるガーデニングショウに桜ヶ丘園芸さんも出展予定です。今年のテーマは「都会の庭」。どんな作品を創るのか楽しみです。

2008年9月24日水曜日

Needle Bee 通信 31

 今日は秋を感じさせるカラッとした爽やかな日になりました。桜ヶ丘園芸さんには、これから育てる葉菜類の苗が並んでいました。どれも秋から冬に旬を迎える顔ぶれです。

 秋風を感じながらの針仕事は格別です。皆さんが選んだ生地の素材や色もこれから迎える季節を見越したものに変わりました。ベロアやウール、色もこっくりとした色目です。こんなところでも小さな秋み〜つけたって感じ。


 こちらは、マイペースで針を進めてきたMme. O の作品。ワンステップずつ進んでいく過程を楽しむような丁寧な仕事ぶりが出ています。きちんと針目をそろえたキルトがけ。刺繍やビーズの並びもみだれなしです。イニシャルMを慈しむように刺していた姿が印象的です。あとは裏袋をつけて持ち手をつければいよいよ完成ですよ。




 こちらはMme. Mi の小葉のグリーン柄を生かしたポーチです。赤い実や葉っぱの刺繍で飾りましたが、今日はさらにゴールドの小さなビーズをぐるりとつけました。根気のいる作業も大好きというMme. Mi 。あっという間に数百個のビーズを縫い付けてあとはファスナーを付ければ完成です。何をいれるのでしょうか。



 今日のスイーツはおさつのケーキ。粉がほんの少ししか入らないさつまいもの風味豊かなやさしい焼き菓子です。いつものパウンドケーキより黄色い可愛い焼き色に出来上がります。紫芋で作ったら個性的な色に焼き上がる事でしょう。栗や南瓜でも作っても良い秋のお菓子です。珈琲が美味しい季節でもあります。

2008年9月10日水曜日

Needle Bee 通信 30

 ご無沙汰してました。8月は更新を一ヶ月スキップしてしまい、2ヶ月ぶりのアップとなりました。桜ヶ丘園芸さんのとんがり屋根も暑い夏を越して一息。先日、松葉ぼたんを植えて花笠のようです。
 今日からNeedle Beeのお教室も第5期が始まりました。さ〜初日から皆さん張り切っていますよー。

 夏休みの間にポーチに仕立て、もうどんどん使っているのが、Mme. U。8番の刺繍糸で刺したイニシャルとバラの花はダイナミック。聞くところによると、ご主人様が旅行の際にお薬入れにしてお使いにもなったとか。ふむふむ可愛いかも。とご主人の顔とバラのポーチをかわるがわる眺めました。

 やはり夏休みの間に自由研究作品を作ったのは、お教室一番の努力家Mme. Mi。Mme. Uと同じピンクのリネン布でファスナー付きポーチを作りました。レースを上手に使ってとてもガーリーな感じに。裏側はピンクのサテンリボンとピンクのバラで飾られていました。はな丸です。


 長い時間をかけて丁寧にバッグを制作しているMme. O。今日はイニシャルを刺繍しました。中に芯を作ってボリュームを出すサテンステッチで刺しました。地の麻布と同系色の刺繍糸を選んで刺したMはとても上品な仕上がりに。次回はいよいよバッグの形に仕立てていきます。完成はもうすぐです。

 最初にご紹介したMme. Uは同じ生地でもうひとつポーチを作り始めました。以前作ったポーチの端切れをランニングステッチでアプリケしたら、なんて素敵なんでしょう。バラのポーチとは全く違うテイストに。オリジナルの手法を考えるのがお得意なMme. Uからはとても刺激を受けます。

 写真はアップしていませんが、Mme. Ma は聖歌集のブックカバーをお母様のためにと構想中。Mme. K は、習い始めたジャズダンスのシューズ入れを作り始めました。

 今日のスイーツはクリームチーズをごろんと焼き込んだクリームチーズとクランベリーのマフィン。そしてMme. Miのシンガポールのお土産のチョコレート。珈琲をおかわりして夏休みの思い出に花が咲きました。

2008年7月18日金曜日

Needle Bee 通信 29

 7月も半ばを過ぎての今月初めての更新です。
 9日には第4期の補講がありました。今日は今期最後のそれぞれの作品をご紹介!

 小さな巾着袋を製作中のMme. U 。イニシャルYを勢いある文字で書いて、太い5番刺しゅう糸でステッチしたらサテンステッチをしたぐらいの迫力があって素敵。私も今度刺し方をまねしてみましょ。小さなちいさな薔薇の花をたくさん咲かせて華やかです。麻100%のピンクの生地とリバティの小花を合わせてちょっとガーリッシュ。あとは裏返してりリボンを通せば完成です。今頃はもう使っていらっしゃるかも。



 同じくピンクの麻とリバティを組み合わせて小さな巾着をつくったのはMme. K 。麻を中袋に使いリバティプリントの美しさを表袋で活かした作品です。ケルト文様を思わせるモチーフはよく見るとイチゴの実でとても可愛いプリント。私は赤いイチゴの色違いを使ったことがありますが、これは淡いピンクのイチゴの実でナイスな組み合わせです。仕上げはリボンを通してゴールドのタッセルをぶら下げるつもり。お姫様仕様です。


 Mme. Maはお里のお母様からリクエストのあったロザリオ入れを作りました。これはNeedle Bee Sweetsでおなじみのさっちゃんのオリジナルパターンを元に作りました。ぐるぐるアウトラインステッチで作る小さな薔薇は簡単だけれどまさにバラ。パールのボタンをつけてボタンホールステッチで作るボタンループもマスターしました。色違いで二つ同時に作ったので一つはご自分用でしょうか。



 努力家Mme. Miの今期最後の作品はポーチ。この季節にピッタリの涼やかなグリーンリーフのプリントを活かしてのポーチです。プリントの茎にそってステッチを入れるとぴりっ引き締まります。木のビーズで赤い実もつけました。図案を書いて刺繍を始めるのではなく、プリントを活かして刺繍をプラスするだけでも個性溢れる作品になっていきます。自宅学習もまじめなMme. Mi のことですから今頃は次の作品を作っていることでしょう。

 Mme. S は風のようにやってきて作り方だけ確認してまた風のように去っていきました。夏休みの宿題だそうです。
 お休みだったMme. Oも作成中のバッグを完成していらっしゃるかな。

 第五期のレッスンは9月の第二水曜日からスタート。夏の暑さが和らぐ頃また皆さんとお会い出来るの楽しみにしています。Needleworkが恋しくなる季節です。今年の秋はニッティングにも挑戦してみましょうか?