2008年12月12日金曜日

Needle Bee 通信 36

 Needle Bee 今期最後のレッスンはぽかぽか陽気の日でした.とんがり屋根の植物達も緊張をゆるめてお日様にむかってにこにこしている感じ。今日は作品フォト満載です。

 出来ました!Mme. Ma がお母さまのために作っていた聖歌集カバー。本当に丁寧にていねいに一針ひとはり縫っていました。表には色を変えたステッチのバリエーション。裏はフランスの古いイニシャル文字をサテンステッチで豪華に刺しました。聖歌集は教会では毎回使うものだそうで、これを手にするたびにお母さまは、離れて暮らしている娘の優しさや成長を思いになることでしょう。なんとも素敵な母娘です。手作りのプレゼントがそんな絆になってくれたら、私もとても嬉しいのです。





 やっぱりこの季節編み物です。毛糸を持つ手の指先から暖かさがじんわり。何となく心にもポッと暖がともります。これは、Mme. Mi のモチーフ編み。ぐるぐる4段編むと完成です。白い珈琲カップを載せたらとってもキュート。素材や糸の太さを変えて編むだけでも違ったニュアンスを楽しめます。今頃はせっせと編んでいるかな。









 Mme. O のバッグも完成間近です。パイピングをして革の持ち手をつけて中袋をまつりつければすべておしまい。作る過程を楽しみながら針を進めてきた大作です。いろいろな手法をちりばめて、生地を選ぶ段階からMme. Mらしい色と柄をチョイス。本当に彼女らしい作品になりました。出来上がりをご紹介するのが楽しみです。

 ただいま、巾着袋を極めようと針を進めているのはMme. U 。これでいくつめの巾着になるのでしょうか。作るたびに個性を光らせるアイディアを形にしています。今回はいつもより大きめサイズ。リボン刺繍でバラを刺しています。手間がかからない割には効果抜群のリボン刺繍を気に入ってくださったご様子。そう、とっても楽しいんです。そんな楽しさをみなさんと共有できる喜びは格別です。

 今日のスイーツは「赤い実のパウンドケーキ」。この春に桜ヶ丘園芸さんの奥様に信州土産のドライチェリーをいただいた時から12月のケーキは決めていました。さくらんぼとクランベリーを夫秘蔵のレミーマルタンに漬け込んでおきました。コニャックをたっぷりふくんでぷっくりふくらんだ赤い実をパウンドケーキの生地で焼き、焼き上がりに赤く染まったコニャックを刷毛で塗ったらほんのりピンク色に染まりちょっとほろ酔い気分。切口はもちろん赤い実がバター色の間から顔をのぞかせて可愛い。コニャックの香り高い大人のケーキでした。

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