2008年3月26日水曜日

Needle Bee 通信 22

 今日はNeedle Beeの 補講日です。本当に暖かくなりお庭は花盛り。すぐ近くの桜並木も桜が満開。聖蹟桜ヶ丘の名前の通り、大きな桜の木が並びます。空気までもピンク色に染まりました。

 先週、小さなちいさなポーチを作り始めたMme. U でしたが、その後おうちで一人ちくちく。バラをたくさん刺したりステッチで飾ってすっかりヴィクトリアンな感じになり見違えました。今日はぐるりと共布のバイアステープでくるんでポーチへと仕立てます。昨年4月から始めたNeedle Bee 。一年経って皆さんたくさんの作品を作りました。お教室がなければ針仕事はしていなかったといつもおっしゃるMme. U の言葉がとても嬉しいのです。

 私が今製作中なのは小さなバッグ。リボン刺繍でバラを刺したりビーズを縫い付けたり、絹糸でのステッチやレースを付けて装飾的に。こんなに暖かくなると、別珍やモアレを使っているので何となく重たい感じ。ゆっくり仕上げて今年の秋口には使いましょう。こんなゆったりした時間の流れが Needle Bee 式なのです。4月からは第四期がスタートします。

2008年3月23日日曜日

桜ヶ丘園芸さん便り15

 春の花達がいっせいに花を咲かせ始めました。まさに百花繚乱。色とりどりの花達は心をウキウキさせてくれます。桜ヶ丘園芸さんにもたくさんの種類の花達が入ってきました。

 クレマチスも何種類もラインナップ。つる性のものが一般的ですが、その中で一番のオススメはこの原種のクレマチス。色合いが何とも上品で素敵。薄い黄緑とクリーム色を合わせたような色で微かに甘い香りを放っています。しだれのように枝を伸ばして小さな花を房のようにたくさん咲かせます。寄せ植えにしても雰囲気のある一鉢になりそうです。

 濃い緑と濃い紫のコントラストがとても綺麗なのはヘリオトロープ。「太陽へ向かう」という意味の名前を持ちます。ペルー原産でインカ族にも愛さました。ハーブの仲間でとても良い香り。今年は「香水の花」のキャッチコピーで売られています。ポプリや花束、香りのよい石けん作りに使えそうな私一押しのご紹介でした。

2008年3月19日水曜日

Needle Bee 通信 21

 今日はNeedle Bee のお教室第三期最終レッスン日。お子さんの年度末の行事で、あるいは季節の変わり目で体調を崩されてお休みの方が多かったのですが、いらした方達はマイペースな針仕事を楽しみました。今日の作品をご紹介します。
 Mme. Mi はリボン刺しゅうでバラを刺しました。25番刺しゅう糸で刺すバリオンローズは完全にマスターしたので次なる挑戦です。一見難しそうに見えるリボン刺しゅうですが、意外とやってみると簡単。そのうえ効果絶大なのです。バラの花がどんどん大きくなるにつれて Mme. Mi は「かわいい〜」を連発。これが記念すべきバラ第一号。綺麗に咲きました。

 Mme. Ma はお教室のお道具類を入れるためのバッグを作り始めました。2種類の生地をはぎ合わせてキルトをかけるデザインです。もちろん甘いピンクのバラのプリントを使います。今日はちょっと複雑な生地の裁断を終了させました。さーあとはひたすらちくちく針を進めるだけですよ。きっといつもの Mme. Ma テイストの可愛いバッグに仕上がる事間違いなしです。

 ちょっと今日は体調が良くなかった 小桜ヶ丘園芸さんの奥様 Mme. U 。でも母屋からとんがり屋根にいらしてちくちく針仕事を開始。小さなちいさなポーチを作り始めました。1センチ幅の生地をつなげてあっという間にキルトは完了。いつもながらすごい集中力です。シルクの太めの糸でヘリンボーンステッチをしてちょっとヴィクトリアン。ニードルワークに夢中になっているうちに体調の悪さも薄れたみたい。そんな魔法の力が針仕事にはあるのです。

 そして今日は大失態。さっちゃんのスイーツの写真を撮り忘れました。明日がお彼岸のお中日なので、さっちゃんはおはぎをこしらえてきてくれました。お重にお行儀良く並んだおはぎは「あんこ」「きな粉」「ごま」の3種類。お見せ出来ないのが本当に残念。ポットに入れて来てくれたほうじ茶と一緒にみんなで2つずついただいちゃいました。至福の時です。

2008年3月17日月曜日

桜ヶ丘園芸さん便り14

 桜ヶ丘園芸さんのお庭は日々進化中です。植物が茂るとんがり屋根、小人のお家のような道具小屋、花達のための花小屋、そして今回花壇が登場しました。ベルギーから入れたレンガを組んだ花壇が3つ。好評につき、もうひとつ作る予定もあるそうです。
 及ばずながら夫と私もレンガ積みをお手伝いしました。積み木遊びのようで楽しい作業。おまけに花壇をひとつ自由に使って良いと桜ヶ丘園芸さんご夫妻から嬉しいご褒美を!

 ラフなイメージは、香りがあって食べられる植物があって、もちろん花も咲く・・・イングリッシュガーデン風の花壇。何とも盛りだくさんな夢が広がります。まずはスナックエンドウとレタスを植えて、香りの良いセージ類を色とりどりに数種、そして英国の花壇ではおなじみのセリンセとアネモネを植えました。これから少しずつ植え込んでいくと共に植物もどんどん成長して、初夏の頃には素敵な花壇をご紹介いたします。乞うご期待!

2008年3月12日水曜日

Needle Bee 通信 20

 河津桜咲きました。桜ヶ丘園芸さんのとんがり屋根も心なしかはんなり桜色。この季節はお花がいっせいに咲き始めますが、歓迎されない花も。スギの花粉にお悩みの方も多い事でしょう。

 こちらは、Mme. U のリネン布巾の刺しゅうです。リネンの生地をまつって仕立てた布巾に「丸〆」マークをフリーハンドでのびのび書いて金色の刺しゅう糸でステッチしました。先日「リネンの丸〆布巾」をご紹介しましたが、私の「丸〆」よりも金運が良くなりそうです。お教室では、リネンの布巾に皆さんがご賛同下さりそれぞれ好みの刺しゅうを入れて楽しんでくださっています。そんな時間の使い方も「丸〆生活」だと思います。

 すっかり春めいた今日のスイーツはさっちゃんご自慢の「いちごのロールケーキ」です。たまご色のふわふわのスポンジにふんわり包まれた真っ白なクリームと苺は見た目にも可愛く、味はもちろん絶品。昨年4月、お教室を始める前に開いたお茶会でも大好評のケーキでした。お茶会を懐かしみながら Needle Bee のお教室が一周年を迎えられる事を感謝しつついただいていたら、2切れがお腹の中に・・・。

2008年3月9日日曜日

Yの小庭から17

 今日は我が小庭へのあまり歓迎できないお客様の話題。
 新年から洗面台を飾っていた万両の鉢植え。鈴なりの真っ赤な実がなんとも可愛い姿。節分の頃まで手や顔を洗うたびに御目出度い気分満喫でしたが、さすがに立春でベランダに出しました。鉢カバーとして半紙を巻いて赤い紐で結んでいたのですが、それを外したのが一昨日の事。

 そして土曜日の昨日の朝。鳥の賑やかな声に夫がベランダを見てビックリ。やられましたぁ〜。赤い実は陰も形もありません!物干や手すりにヒヨドリが三羽いたそうで、夫が窓を明けて顔を出しても逃げる様子もない。その後もつがいで飛んできては何か探している様子。去年の夏、ご近所のMme. O のブルーベリーを残らず食べたヒヨドリでしょうか。
 今朝、決定的写真を撮ろうと早起きして万両の実を仕掛けておきましたが、声はすれど姿を見せる気配はなく。少し窓際を離れた間にまたまた食べられてしまいました。とほほ。

2008年3月6日木曜日

Yのちいさな個展4

 環境問題が世界的規模での問題であると取り上げられています。くくりが大きすぎるのか日常の生活とはかけ離れた事と錯覚しがち。でも社会の一番ちいさな集団である家庭から出来る事をしていかなければなりません。1年365日続けて行くには、けっして特別ではないこと、そしてストレスにならない事が大事。私も及ばずながら社会貢献を。これが今年の課題です。
 我が家は娘が生まれたのを契機に、キッチンクロスをなくしてペーパータオルの生活を始めました。お台布巾は残しましたが、お皿や食材を拭くのはすべて米国製の丈夫なペーパータオル。子育てに時間がとられお布巾の清潔面での管理に自信がなかったからです。今から15年ほど前にはまだ米国コ*トコも進出していなかったので、友人の紹介で在日外国人のいわば生協に加入。箱単位で取り寄せていました。

 しかし、使い捨てのペーパータオルはいけません。我が家のエコ取り組みはここから始める事に。以前からよさは分かっていても使い始める事ができなかったリネンの布巾を使い始めました。もちろん手作りですよ。70㌢幅のリネン地に水通しをしてアイロン。裁断して三つ折りにしてかがり、レース編みでふちを飾って仕上げに刺しゅう。作るところから楽しまなくっちゃ。Needle Bee のお教室でのカップ拭きにも使っています。

 使って実感できるのが抜群の吸水性。お皿やグラス類はもちろんこと、大きなボールも一拭きで拭き跡すら残りません。時間短縮で後片付けのストレスが減りました。私は冷蔵庫にマグネットフックで掛けていますが、乾きも早いので衛生的。お洗濯をするとますます手に馴染みとても長持ちします。で、今年はこのリネン布巾の愛好家を増やすことを思いつきました。そして作ったのが題して「丸〆布巾」。丸に〆の文様は、丸(お金)をしめるという意味から金運アップの吉祥紋。転じて、私は丸すなわち地球を丸くおさめるとし、地球環境に優しいものを暮らしに取り入れることをコンセプトにこの模様を刺しゅうしました。
 使い捨てペーパータオルや化学繊維を使わない「丸〆生活」ご一緒しませんか。

2008年3月3日月曜日

Yの小庭から16

 今日はお雛祭り。娘のお雛様は一日に飾りました。さとの母は、豆まきをして立春になったら飾って4日には仕舞うというのがお決まり。我が家は出すのも仕舞うのも遅いというお粗末。行き遅れは覚悟しておかなければなりません。
 お雛祭りには桃の花ですが、これは桜ヶ丘園芸さんのお庭で今にもさきそうな風情の「河津桜」。八重で小ぶりな桃色の花を咲かせます。雪が降ったり北風が強くて寒いといっていた2月でしたが、植物は季節の移ろいを気づかせてくれます。今日あたりはぽっと花びらを開いているかもしれません。


 こちらは我が家のシクラメン。昨年来、時折ご紹介してきた原種のシクラメンの「コウム」。雪の下でも頑張って蕾みをふくらませていましたがやっと咲きました。花の大きさは親指の爪ほどの小さなちいさな花です。2株植えて花芽は50ほど付きました。やるなぁ〜原種シクラメン。ますます大好きになりました。
 桃の節句にももいろの花のご紹介でした。春はすぐそこです。