2013年7月28日日曜日

Yの小庭から104


 毎日本当に暑い日が続きます。子供の頃は30℃を越える日はそうなかったような。ここ数年の夏は35℃越えの日もざら。
我が家のベランダは、南西向き。おまけにひな壇になって建っているので、下のお宅の屋根の照り返しが厳しいのです。カンカン照りの午後はおそらく50℃近くまで表面温度が上がるのではないでしょうか。うっかりベランダに降りようと陽ざらしのサンダルを履いたら大変。足の裏は軽い火傷です。で、この週末から簡単なシェードを掛けてみました。おっ!太陽の陽射しも遮っている感じ。



いつもはぐったりしてしまう午後の植物ですが、葉っぱがシャキッとしていて効果ありかも。室内でエアコンをきかせて過ごしている良心の呵責。水やりだけでは追いつかない暑さの中、じっと耐えている植物へのささやかな思いやりです。「もの言わぬものには優しく」。
・・・な〜んてね。


2013年7月22日月曜日

桜ヶ丘園芸さん便り57

今日は土用の丑の日。鰻屋さんが賑わっていました。暑さも本番。桜ヶ丘園芸さんの植物はどんな様子かな。
暑い中、涼やかな顔をして咲いている可憐な花を見つけました。白鳥草というそうです。オオハクチョウが羽を広げて飛び立った瞬間のようです。鷺草やホトトギス草など、洒落た和名を持つ植物って結構ありそう。
夏らしい花も咲いてます。時計草。とんがり屋根のコッツウォルズの石壁を去年の夏からつたって育ちそのまま越冬しました。たくさんの花を次から次から咲かして永い期間通りを行き交う人たちの目を楽しませています。夜空に咲いた花火の様です。
美味しいものも見つけました。千石豆という綺麗な色のお豆です。中も紫色かと興味津々。一つさやを開けさせてもらいました。お豆は枝豆に似ている緑色。千石豆の由来は、実の成りがよく千石も収穫できるからとか。暑さ対策のグリーンカーテンにも良いと春先に勧めてくれた蔓性の植物です。









2013年7月17日水曜日

Needle Bee 通信 127



今日は今期最後のお集り。Needle Bee も夏休みにはいります。さあ、今日も楽しく針仕事しましょ。
ポーチに中袋をつけて、ゴール直前のMme. M 。表袋の開き口と同じリバティプリントで中袋を仕立てたので、ファスナーを開けた時も素敵。なるべく人目につくところで開けた方がいいよ!な〜んて皆でわいわい。そう、Needle Bee のモットーは見せびらかし。せっかく作った自信作。多くの人の目目で見てもらわなくっちゃ。写ってない方の面には、イニシャルがさり気なく。さ―どっちを見せる?













お嬢さんのリクエストで作っていたポーチをおうちで仕上げてきたMme. H 。ピンク系のプリントを組み合わせてさり気なくレースをあしらうのも忘れません。角がない柔らかいフォルムが女の子らしい形。今日はヴィクトリアンキルトに挑戦。赤系の生地をランダムにつなげていくのが、このキルトの醍醐味。布合わせが楽しいんです。

シルクの糸で小さな花を刺繍しているMme. U 。コットンの刺繍糸よりずっと扱いづらい絹糸で、今日も丹念に根気よく花を咲かせました。図案を下書きせずに心の趣くままに刺していく自由刺繍。私もそんな気楽な手法が大好きです。まだ花数が増えるのかな。刺し終わったらバッグインバッグの巾着になります。













ダヤンのパーカーをリメイク中のMme. I 。シルエットになっている部分を刺繍糸でステッチ。さらにきらきらのガラスビーズを留めていきます。そして、小さく切ったプリント生地を刺繍糸でアプリケ。まだまだ装飾的になって進化していきます。単純な作業を一休みして、ヴィクトリアンキルトも始めました。同時進行の作り物をもっているのも楽しいもの。気分で作業を進めます。

今日のスイーツは、はちみつバナナマフィン。熟したバナナをつぶしたらたっぷりのハチミツで甘さ付け。いつものマフィン生地に混ぜて、香り付けにラムを加えて焼きました。メイプルシロップで作るとさらっとした甘みに。お砂糖を焦がしたキャラメルで作るとビターでコクのある甘さ。組み合わせる甘味で変幻自在なバナナを楽しむマフィンです。

2013年7月12日金曜日

Yの定番27


 東京は連日の猛暑日。こんな日は出掛けずに家の中で出来ることをして過ごしましょ。

梅雨が明けるとアンズやプラムが出回る季節。季節ごとに旬の果物をジャムにして保存。パンやジャムにのせたり、お菓子作りに使ったり年中便利に使っています。
お砂糖は控えめに、材料の40%ほどで煮るのが我が家の甘さ加減。使うのは粗製糖。さらっとジャムとフルーツソースの中間ぐらいの軽さが好みです。



アンズは半割にして種は取らずにそのままお鍋に。お砂糖をふりかけてしばらくそのままにしておきます。果物の水分が抜けてきてお砂糖がしっとりしたのを見計らって点火。好みの固さになるまでアクをすくいながら煮て、火を止める前に好みのリキュールをふったら完成。熱湯消毒したガラス瓶に入れて冷蔵庫で保存します。種を除くのを忘れないでね。

2013年7月8日月曜日

Yの定番26

今日は定番ではなく、我が家では本当に珍しい休日の過ごし方をリポート。
      箱を作る人。
課題の舞台衣裳制作の仮縫い生地を裁断する人。
いつものように針仕事をする人。

娘が大学に入ってからは、家族皆が揃っている日曜日は稀。ましてや、それぞれがクリエイティブなことをしているなんてKISEKI。とは言っても、箱作りの人は早めの晩酌を始め、生地を切っていた人は夕方からは浴衣を着てお祭りに。
今日は七夕でしたが、こんな日曜日は年に一度なんて事にならずに定番になってほしいものです。

2013年7月3日水曜日

Needle Bee 通信 126

今年も折り返しました。月並ですが、本当に月日の過ぎるのは早い。針を毎日少しでも持てるような暮らしぶりにしたいものですが、理想を現実にするのは難しいものです。
とんがり屋根での Needle Bee の針仕事はそんな日常からちょっと距離を置くことが出きる時間と空間。大切にしていきたいと思います。
同じ型紙からパターンを起こしてティコゼを作っているMme. Oo と Mme. S 。雰囲気が全く異なります。ヴィクトリアンな左の作品はMme. S 。今日はリボンでバラを刺繍して更にデコラティブでゴージャスに。ヒンデローペンのプリントを活かしたシンプルなテイストはMme. Oo 。同柄のティセットを合わせたテーブルコーディネートをするつもり。いつもながら一人一人の個性に感動を覚えます。その違いが楽しいのです。
お嬢さんからのリクエストでポーチを作り始めたMme. H 。ピンク系のプリント生地を簡単なキルト方式でつなぎ始めて、あっという間に形が見えてきました。レースを付けるかイニシャルは?刺繍はどうする?などの+α部分はご相談。ご本人のご要望に応えて作って、きっと愛用される鞄の中身になることでしょう。こんなリクエスト、ママとしては嬉しいものです。最優先に作ってしまいます。



今日で2回目のレッスンに参加のMme. T 。糸巻き針刺しを順調に作り進めています。今週も写真を撮り忘れました。只今、ご本人に写メを送っていただき待ちです。届きましたらUPします。
bag in bag ならぬ巾着を作成中のMme. U 。今日は刺繍を刺しました。こちらも写真を撮らずじまい。次回は必ず。
今日のスイーツはラム酒に軽く漬けたプルーンを焼きこんだパウンドケーキ。鉄分が豊富なプルーンは女性の味方。味方じゃなくても食べちゃうんですけどね。しっとりした生地はラム酒のお陰。香りの良いケーキに香りの良い珈琲。ベターハーフです。新しいオーブンもなかなか順調。私のお菓子作りのベターハーフになりそうです。

な〜んてブログを書いているうちに、Mme. T が写メを送ってくれました。感謝!
この季節にぴったりなベリー系のプリントと向日葵を思わせる黄色の花の組み合わせ。ベージュの段染めでパイピングをして引き締まりました。子育て真っ最中の若いママ。エネルギーを感じます。子育て一段落の私たちに何かを思い出させてくれました。どんなボタンを付けるのかな。完成が楽しみです。