2008年11月29日土曜日

桜ヶ丘園芸さん便り26

 昨日28日と今日29日に、桜ヶ丘園芸さんご夫妻によるクリスマスリース講習会が行われました。とんがり屋根はモミの香りで満ちあふれ、まるで森林浴をしている気分。癒しの空間です。

 今年のリースはビタミンカラー。お庭で咲かせたマリーゴールドのオレンジ、黄色、ドライオレンジ、姫りんごの赤にサンキライの実のシックな赤、とうがらしの深い赤、ポプラの実のゴールド、スターアニスと松ぼっくりのブラウン、ヘリクリサムのシルバーに白い松ぼっくりとカラフルなクリスマスリースになりそうです。

 ジュート紐でベースのツルにモミ枝を巻き付けていく事から始めます。去年も講習会に参加した方たちは、思い出しながらの作業開始。ほどなく感覚を思い出してお話しながら手を動かします。今年初めての方たちも緊張しながら始めたモミのベース作り。半分ほど進む頃には腕の力も抜けてきました。楽しい会話が弾みます。

 50㌢近いサークルのモミのベースが出来ました。さ〜これからもっと楽しくなりますよ。思い思いにオーナメントを選んで飾り付けです。同じ素材でも選び方、付け方、配列などによって個性が光る作品が出来上がりました。沢山の中から好みのリボンを好みの大きさや形に作っていただき完成!皆さん大きな袋に作品を入れて楽しげな足取りで家路につきました。きっと今頃はご自宅をクリスマスリースが飾っていることと思います。
 
 これが今年の我が家のクリスマスリースです。ドアを開けるたびにモミの爽やかな香りに包まれます。何とも良い気分!

2008年11月24日月曜日

Yの小庭から26

 暑い夏が終わり秋風が吹いたなと思う間もなく秋も終わりに。日は短くなるし何となく物悲しい季節です。そんな日常にほっとするようなシーンが見え隠れします。

 右側の小さいのが今年唯一収穫できた我が家のレモン。農家の方が育てたレモンと比べるとその差は歴然。柑橘類は水と肥料をとてもほしがります。蝶々の青虫からも守ってやらなければなりません。手をかけただけ文字通りの”果実”になって返してくれるのです。夏以降の植物へのお世話に点数をつけるとすれば、間違いなく落第点です。反省。

 これはベランダで花を咲かせたバラのバレリーナ。花がらを残しておくとローズヒップの赤い実を秋にはつけると知って、房になって咲いた花を幾枝か残しておきました。まだまだ先のことと思っていましたが、気がつくと赤く実を色付かせていました。日常の忙しさにかまけて、今やるべき事を後回しにしてしまう生き方をいさめてくれるかのようです。自然と寄り添い必要な事を過不足なくしていく。そんな植物の生様をお手本にしたいと思います。この可愛い赤い実、今年のクリスマスリースに使うつもりです。

2008年11月22日土曜日

Needle Bee 通信 35おまけ

 できましたあ〜。 ピアニストIngrid Fuzjko Von Georgii-Hemming をイメージしたバッグ。その名もフジコバッグ。Mme. K の力作です。進み具合を見るたびに、デコラティブになっていき、出来上がりがとても楽しみでした。水曜日のお教室から帰って一気に仕上げたそうです。イギリスで買っていらしたスパンコール付きレースが発想の原点でした。


 こちらは、バッグの裏側。以前ご自身で手作りしたスパンコールやビーズで飾ったストールを切ってパッチしてあります。持ち手はお気に入りだった上着の裏地。手持ちのワードローブの再生です。そんな生活の仕方を是非、お手本にしたいと思いました。ブラボー!

2008年11月19日水曜日

Needle Bee 通信 35

 今日は多摩も冬の訪れを予感させる北風が吹きました。とんがり屋根よりもずーんと背の高いケヤキの大木も葉をはらはらと落としています。インフルエンザも流行ってきた様子。健康第一で過ごしましょ。

 来週の振替えで第3週水曜日の今日、Needle Bee のお教室がありました。人数は少し少なめでしたが、とんがり屋根の下はホットです。

 いよいよフジコバッグも仕上げ段階に。使い勝手を考えて内袋に小さなポケットをつけた Mme. K 。ポケット口にレースをあしらう小ワザを効かせました。針を持つ手も堂に入ってきました。持ち手をしっかりつけて、仕立ても最終段階です。イメージ通りのバッグになりご満悦。これが完成したらイタリアのツイードで同じ形のバッグを作る構想も練っています。お見事!

 今日のスイーツはチョコブラウニー。香ばしい胡桃入りのおなじみの焼き菓子ですが、チョコ好きの私はさらにチョコをかけてカカオ尽くしに。珈琲との相性が良い事請け合いです。

2008年11月16日日曜日

桜ヶ丘園芸さん便り25

 ショッピングに出るとショップのウインドウもクリスマス飾り。そろそろカードを送ったりプレゼントを思案したり、ツリーのオーナメントを補充したりと何となく楽しい気分に。

 昨年大好評でした生のモミ枝を使ったクリスマスリース講習会、今年も桜ヶ丘園芸さんで開かれます。教えてくださるのはもちろんご夫妻。今年はどんな感じのリースにしようか楽しげに考えてくださいました。お庭で咲かせたマリーゴールドのドライフラワーを飾りに使ってというところまではお聞きしているのですが・・・。どんなクリスマスリースを教えてくださるのかとても楽しみです。

 これは我が家の昨年のリース。玄関ドアに12月の一ヶ月間飾っていました。ドアを開けるたびにフワッとモミの清々しい香りが、冬の冷たい空気を優しくしてくれました。
 
 今年お亡くなりになったアメリカのガーデナーであり絵本作家のターシャ・チューダーさんはこんな言葉を残していらっしゃいます。
     
      —思い出をよびおこす力がいちばん強いのは香りね。
                  映像や音より強いと思う。
  モミの木のにおいをかぐと、いつもクリスマスを思いだすわ。—

2008年11月12日水曜日

Needle Bee 通信 34

 今日は桜ヶ丘園芸さんご夫婦はお出かけのため、主不在のとんがり屋根をお借りしてのNeedle Bee のお教室となりました。出席者も3人でちょっと寂しいお集りでした。でも、お庭には冬を彩る色とりどりのガーデンシクラメンが沢山入荷して賑やかです。来週には、私も大好きなビオラが入ってくるそうです。いよいよウィンターガーデンの始まりです。

 ピアニストのフジコさんをイメージしてバッグを制作中なのは、Mme. K 。レースやフリルで飾った独特のファッションスタイルは私も好きです。イギリスで買ってきたスパンコールきらきらレースを中心に、手持ちの洋服や小物をリメイク。愛着のあるジャケットやストール、アクセサリーを使っての制作が Mme. K の素敵なところ。あとは仕立てを残すだけとなりました。フジコバッグの完成が楽しみです。

 こちらはMme. Ma の歌集カバー。お母様のイニシャルを刺繍しました。一針ひと針丁寧に刺した二つの文字が輝いています。贈る先様の顔を思い浮かべながら針を進める時は至福の時でもあります。そしてプレゼントして喜んでくださった顔を見るその時も、最高の瞬間です。手作りのものを贈る喜びは、作り始めたときから感じる事ができるのです。だからやめられません。

 今日のスイーツは旬の紅玉りんごを焼き込んだリングケーキ。3人なのでたっぷり珈琲をいれてたっぷりいただきました。果物からも季節を感じます。