2013年11月30日土曜日

桜ヶ丘園芸さん便り61


11月30日はキリスト降誕を待ち望む最初の日らしい。そこから一番近い日曜日からがアドヴェントの始まり。そう明日の日曜日になります。
今日は第3回目の講習会がとんがり屋根で開かれました。
途中退室でしたので、完成していた作品だけをご紹介。

それぞれの個性が光ります。

桜ヶ丘園芸さん便り60

2013クリスマスリースシーズンがスタートして、今日は2回目の講習会です。朝晩の冷え込みはそろそろ冬到来の証。クリスマス気分盛り上がりますね。
今日は講習会の様子をちょっと覗いてみましょう。1mほどに山から切出されたモミ枝から外した小枝を束にして、蔓のリースに巻き付けていきます。長さは手の大きさぐらいね。とか、器量のいい枝を一番上にして。とか、麻ひもはぎゅっと締めてね。などなど綺麗に仕上がるコツは教えていただきますが、とんがり屋根では窮屈さは禁物。ポイントを抑えて思い思いに蔓が見えないくらいたっぷりのモミを使って巻き付けていきます。
手早い方でしたら、1時間もかからずにこんな風に綺麗に完成。
アイアンのイーゼルにかけて天地を決めます。ぐるぐるぐる。どこがいいかな?
このあたりまでくると、まるで森林浴をしているかのような錯覚。モミにさわればさわるほど香り立ちます。ん〜肺の中が綺麗になったみたいっ!
この方は、先ずはご自宅の玄関用のリースを手早く仕上げました。コッツウォルズストーンの前でぱちり。グリーンのリボンとドライのオリーブの枝のみのシンプルさゆえにモミの緑の美しさが際立ちます。。











新築したお宅へのプレゼント用にもう1つ。こちらは深い赤のリボンにシナモン、ローズヒップ、リーリエ(月桂樹)をまとめてワンポイントに。どんなに喜んでくださることか。羨ましい。










ラッピングも可愛く。

2013年11月25日月曜日

桜ヶ丘園芸さん便り59

2013年のクリスマスリース作りスタートしましたっ!
午前中にとんがり屋根にいらした3人組。今年初めてのご参加でしたが、手慣れた感じで美しい仕上がり。コッツウォルズストーンの壁の前でぱちり。華やかでシックな感じがこのロケーションにぴったりです。
午後にいらした3人組。4年目の方がお二人に今年デビューの方がお一人。迷いのないビギナーに対して、去年よりも素敵にしたい貫禄のベテラン組。晩秋の日暮れは早いのでとんがり屋根の中でぱちり。可愛いらしいリースが揃いました。

2013年11月24日日曜日

桜ヶ丘園芸さん便り58

 今年も桜ヶ丘園芸さん恒例のクリスマスリースの季節がやってきました。

先日の作品展でもモミを使いましたので今期2度目のモミ枝の入荷です。シーズン前の注文で市場に出される前の選別でとびきりのモミ枝が入りました。チクチクしないしなやかな葉にさわると良い香りが漂います。蔦のベースに麻ひもで巻き付けてベース作りはきっと作業がしやすいことでしょう。

ベースに飾るオーナメントやリボンも勢揃いです。今年は松ぼっくり系が充実です。大きいのや小さいの、色づけされたものや形が変わっているものも。鈴なりのローズヒップも愛らしい。皆さん、今年はどんな飾り付けで個性をだすのかな?とても楽しみです。明日、今年初めての講習会が予定されています。来月クリスマスまでとんがり屋根はもみの香りに包まれます。

2013年11月21日木曜日

Needle Bee 通信 133 おまけ

今日のレッスンでMme. O が作りかけだったお弁当バッグ。今完成したとLINEで写真が送られてきましたよ。最初のデザイン構想のフリフリではなく、すっきりとしたシャープなフォルムに仕上がりました。すごく素敵です。
「私、明日から愛情弁当を大切にお守りして学校にお供します!」なんて声が聞こえてきました。

2013年11月20日水曜日

Needle Bee 通信 133

明日のThanksgiving Day を前に収穫されたカボチャ。様々な形や色が並びました。どれも桜ヶ丘園芸さんのお庭で大切に育てられたもの。ほーお見事!
どれが一番美味しいのかな〜。なんて見とれていないで Needle Bee 始めます。

どんどん作品を完成させているのは、Mme. O。ハサミケースにペンケース、そしてお弁当バッグ。お弁当バッグは本体を完成させたので、いよいよバイヤスに切った長〜い布を縫い縮めてフリルを作りバッグの口を飾ります。中学生のお嬢さんに毎日お供するバッグになります。ブラウンの格子模様とグリーンの水玉。どっちを使ってもいいようにリバーシブルに仕立てました。もちろん中に納まるお弁当も毎日4時半起床で作るお手製。脱帽!

3歳のボクと一緒にとんがり屋根にいらしたMme. T 。3歳児ってこんなに可愛かったんだっけ?っていうぐらい可愛い男の子。良くお話もするし、ママの事も気遣うし、周りのおばさまたちにもお付合いくださるし。満点です。こんな子には「ぐりとぐら」はお似合いです。クリスマスのプレゼントにとママは針を進めます。頭と耳と腕ができました。絶対気に入ってくれますよ。Mme. H も今日からぐりぐら制作開始。


Mme. M はウォールポケットを、Mme. K は糸巻き針刺しを進行中。写真を撮り忘れました。次回のアップを乞うご期待!

今日のスイーツは、アップルマフィン。桜ヶ丘園芸さんの奥さまが煮てくださった紅玉をたっぷりのせて焼きました。レモンのアイシングでちょっとお化粧。大地の恵みをいただきまーす。

2013年11月16日土曜日

ちょっと Coffee Break 1

今日は昼下がり夫と府中市美術館に出掛けました。お目当てはこれ。
長期間企画なので後回しにしていましたが、もう終わっちゃうじゃない。調べたら今日はちょうどスライドを使ったレクチャーもあるし行くべきね。紅葉が始まっている都立府中の森公園に建つ府中市美術館は、公園にとけ込んだ美術館でした。
ウィリアム・モリスは普通の人の100倍仕事をしたと言われたほど多彩。美しい暮らしを実現するために多方面からモノを創りました。19世紀のイギリスは産業革命の中、モノ作りが劇的に変化をとげた時代。そんな時代にあって手仕事の美しさを第一に手間や時間を惜しまないモノ作りを続けました。私が話しをしてみたい偉人の一人です。

ミュージアムショップで図録とロールペーパー、そしてタイルを買いました。これはウィリアム・モリスが壁紙のためにデザインした「るりはこべ」。小さな青い花が主役のデザインです。珈琲ポットを置くつもり。使うたびにウィリアム・モリスの精神を思い出すでしょう。仕上がりの出来はまあ置いといて、手仕事の美しさを大切にこれからも続けていこうと改めて思った秋の1日になりました。

2013年11月13日水曜日

Needle Bee 通信 132

今朝はキリッと冷え込みました。この間まで夏のような陽気が続いたと思っていたら、秋をスキップして冬到来です。でも、とんがり屋根は365日針仕事日和。
テーブルに山吹色の軍手が所狭しと広げられています。このブログをお読みいただいている方にはすぐにわかるはず。そう!ぐりとぐらです。アーカイブを読み返してみたら2010年1月15日に記載が。人形作家の高田千鶴子さんから教えていただいたぐりぐら人形を小さな坊やのいるMme.Tのご希望で久しぶりに作る事に。軍手が素材ですから勝手が違います。切るところ間違えないでね。耳になる指先なくさないでね。なんていつもとは違う会話。だんだんネズミの姿に近づいていくにつれテンションもアップ。
糸巻き針刺しを作っているMme. K。ピースワークが終わって円盤が2枚完成しました。キルト綿をはさんでしつけをしたら、いよいよキルティングです。アロマやハーブがご専門の彼女もやっぱりLIBERTY Print 愛好家。ブルー系ギンガムチェックとの布合わせイギリスっぽい感じで素敵です。次回はバイヤステープでぐるりとくるんでいよいよ針刺し部分に羊毛を入れて完成も間近です。
作りかけで長い間寝かせていた作品を再開させたのはMme. U 。当初ランジェリーポーチにしようと思って作り始めましたが、今日バッグに仕立てる事に。おーいいかも。そんな気持ちの変化によって予定を変更するのもNeedle Bee の自由なところ。使いたいものを作りたいように作る。これがポリシーです。そんな転換に俄然やる気が出た、ちょっとここのところ針の動きが重かったMme. U でした。




お嬢さんのランチバッグをフリフリで飾るデザインにして作り始めたMme. O の写真撮るタイミングを外してしまいました。次回アップします。

今日のスイーツは、なんとっ!さっちゃんのチョコチップクッキーでーす。今朝、とんがり屋根に遊びにきてくれるという電話が。「今、チョコチップクッキー焼いているからね」って受話器から天使の声。そう今日は私、ぐりぐらの準備に時間がかかりお菓子焼いていなかったのです。久しぶりのNeedle Bee Sweets がさっちゃんのお菓子。珈琲を飲みながら皆で堪能しました。ありがとう。



2013年11月10日日曜日

ありがとうございました

7日から始まった作品展、本日終了しました。始めての経験でしたが、作品展を主催した大石由加さんを始め、お教室の皆さんにお世話になりながら3日間楽しむ事ができました。ありがとうございました。
期間中、銀座までお出掛けくださり作品を見てくださった皆さまありがとうございました。

2013年11月7日木曜日

ありがとうございます

 今日から、銀座ギャラリー悠玄で「第5回大石由加トールペインティングフェスティバル2013」が始まりました。大石由加さんとは中学時代の同級生というご縁で参加させていただくことに。始めての作品展で右往左往しているうちに今日を迎えました。
 本日、ギャラリーにお越しくださった皆さま、ありがとうございました。作品についてのお話を熱心に聞いてくださった方々、ありがとうございました。また、私の作品をお手にしてくださった方々、ありがとうございました。
 トールペイントの作品展に、ニードルワーク部門として私と一緒に参加してくれたさっちゃん、紀子さんありがとう。植物の調達から搬入までお世話くださった桜ヶ丘園芸さんご夫妻、ありがとうございました。応援してくれた夫と娘にも感謝を。
 そして、このような機会をくれた大石由加さん、本当にありがとうございました。

2013年11月6日水曜日

Yの小さな個展37

銀座のギャラリー悠玄への搬入は、桜ヶ丘園芸さんご夫妻と夫に力添えいただき無事に終わりました。

こちらは桜ヶ丘園芸さんの奥さまがアレンジしたモミとお庭の植物だけで作られているウェルカムリース。ギャラリー入口に飾られていますので、お越しの際の目印に。お待ちしております。

2013年11月5日火曜日

Yの小さな個展36

7日から始まる作品展の準備も大詰め。明日はいよいよギャラリーに搬入です。
今日はホントに小さなリースを6つ作りました。枝に触れるとモミの良い香りがたちます。桜ヶ丘園芸さんのお庭から収穫したローズヒップ、ご近所の公園で採取したメタセコイアの実を合わせてナチュラルに。さあ、これで準備は終了。

手仕事と植物のコラボレーション。思い描くように展示できるかな。今週はお天気も良い予報。秋の銀座でランチとショッピング、そして合間にギャラリー悠玄にもお出掛けになりませんか。

2013年11月4日月曜日

Yの小さな個展35

私の手仕事は針を使ったもの。縫い針、刺繍針、編み針などさまざま。だからお教室を始める時に考えた名前が Needle Bee 。お教室にお借りしているとんがり屋根は、園芸家ご夫妻が育てるたくさんの植物の中。そんなお庭に飛んでくるミツバチのように集まって針仕事ができたらいいなとの願いをこめました。だから、私は色や形、刺繍の図案など植物を参考にすることがほとんどです。

作品展のために何を作ろうか考えた時に真っ先に浮んだのはビオラ。11月頃から初夏まで花を咲かせるビオラは、花の少ないこれからの季節の文字通り花形。ビオラの花の糸巻き針刺しを作る事にしました。糸巻き針刺しは、Needle Bee での唯一の課題で、糸巻きが周りに8つ入り真ん中が針刺しになっているもの。糸をひくとくるくるっと糸巻きが回って好きな長さだけ糸をひき出せます。本物のビオラは花びらが重なっていてこんなに均等な5弁ではありませんが、5つ糸巻きが納まる形にしました。もちろん選んだ布は花や植物をデザインされているリバティプリント。ビロードのようなビオラの花びらの質感は別珍で。現実にはないビオラの花が咲きました。

2013年11月3日日曜日

Yの小さな個展34


今回の作品展の私のテーマは手仕事と植物の融合。お教室の場所に、屋根に植物が茂るとんがり屋根のお部屋をお借りしている桜ヶ丘園芸さん。お庭には季節の花やめずらしい植物が溢れています。針仕事に目が疲れたらちょっとお庭に出てリフレッシュ。そんな時間の流れ方が好きです。


そして展示する作品につけたタイトルは「こんなXmasプレゼント工房があったら...」。街のウインドウはそろそろクリスマスシーズン。森の中のクリスマスプレゼントを作る小人たちの工房も大忙し。そんな童話みたいな展示にします。小人たちは25人。クリスマスアドベントのために毎日ひとりずつにロザリオを掛けていくのが幼い娘のお楽しみでした。成長するにつれそんな年に一度の習慣もなくなり、今年銀座で再デビューです。
絶対に外せないクリスマスの植物はこれ。モミです。シーズンにはちょっと早いこの時期。桜ヶ丘園芸さんにお願いしておいたのでこの通り。かなり前から手配してくださっていました。とても綺麗なモミ枝です。モミの瑞々しい生命力と良い香りもお楽しみいただけたらと思います。思い出をよびおこす力がいちばん強いのは香りね。映像や音より強いと思う。モミの木のにおいをかぐと、いつもクリスマスを思いだすわ。
ターシャ・チューダーの言葉を思い出します。

そしてもうひとつの主役はビオラ。ビオラをイメージした糸巻き針刺しを今回たくさん作りました。本物のビオラの花と布で作ったビオラの花をアレンジしたテーブルにします。小さな花と葉っぱのビオラが私は好き。こんな花の色のビオラが欲しいな。まだシーズン前のビオラに我が儘な注文。そんな好み通りのビオラを探してくださった桜ヶ丘園芸さんご夫妻に感謝。

2013年11月2日土曜日

Yの小さな個展33


少しずつ箱の中身をご紹介。今回出展する作品は2アイテム。ひとつは普及活動を始めて今年の冬が3シーズン目になるリストウォーマー。そしてもうひとつは、お教室 Needle Bee の雄一の課題でもある「糸巻き針刺し」の応用型。

リストウォーマーのビーズの編込みデザインは2種類。これは中世ヨーロッパをイメージして百合の紋章と十字架をパターン化して編込みました。「Lilies」とネーミング。編込んだガラスビーズは1006個。ゴージャスです。使用毛糸はイタリアのZARINA社CROSA。綺麗な発色で色種も豊富。迷って10色をセレクト。


こちらは、去年デザインした「Line×Line」。こちらもイタリアの毛糸でLANAGATTO社SOCKS。本当はしましま靴下を編む用に段染めにされたものですが、リストウォーマーを編んだら絶対可愛いなと、この毛糸を見た瞬間一目惚れ。糸色が変わるところで点線のようにビーズを編込んだらさらに可愛くなりました。いろいろな色が入っているので洋服の色を選ばず出番が多くなりそう。実はそれぞれに色のイメージから名前がついています。左から、かしす、いちご、ぺっぱー、みかん、めろん、ぱんぷきん、ぶるーべりー、はっか。これはおまけの私のお楽しみ。
どちらも暖かさとお洒落さの保証付き。

2013年11月1日金曜日

Yの小さな個展32

「Yの小さな個展31」でご案内しました作品展が来週7日から始まります。去年の12月にお話をいただき10ヶ月間の準備期間があったわけですが、なかなか思い通りには進みませんでした。でも、子供の頃から一夜漬けで物事を乗り切ってきた私にしてはまあまあ頑張ったかなと自画自賛。

これは夫に作ってもらったカルトナージュ、布箱です。作品をいれておく箱が欲しかったのですが、なかなか思い通りの物はなし。自分で作る事にしたのですが、以前作ってわかったのが結構これが力仕事。そこで夫の出番。5つの箱が出来ました。あらお優しい事!なんて美しき誤解はなさいませんように。
でも、お陰で作品展に出すアイテムがすべて納まりました。感謝。


             聖蹟桜ヶ丘で7年目に入ったニードルワークのお教室 Needle Bee 。作ったものを手放す時には、去年から Needle Bee のタグを付けるようにしています。これもロゴデザインは夫。印刷してパンチで抜いて紐をつけるのは私の仕事。これってもしかして家内制手工業?プリミッティブな生産をしながら7日を迎えます。