2011年10月26日水曜日

Needle Bee 通信 88

 夏日だった昨日から一転、今日は東京には木枯一番が吹きました。秋はどこにいったのかしら。

 久しぶりに柴犬のさくちゃんを伴っていらしたMme. Sa 。お友達へのプレゼントに作っていた巾着の続きをします。プレゼントの相手の好みに合わせてチョイスした布の取り合わせは、私も好みです。紐をきゅっと絞った時に、フリルが可愛く出現するデザイン。これからイニシャルを刺繍して完成です。



 こちらも結婚祝いのプレゼント。ピースワークしたトップとキルト綿、裏布を重ねてキルトをかけ、ぐるりとバイヤステープでパイピング。蝶々と牡丹のプリントは刺繍糸で縁取りのステッチが施されていて、ぷっくりと柄が浮き上がっています。これからピンクッション部分を羊の綿をぎゅうぎゅう詰めていよいよ製作も大詰めに。

 やはり久しぶりにいらしたMme. Si 。お嬢さんのリクエストで作っていたペンシルケースのファスナー付けを。以前に作って差し上げたバネ口ポーチとお揃いだったんです。写真を撮れずに残念。

 今日のスイーツはかぼちゃのマフィン。いつものマフィンよりもバターを少し多めに。電子レンジでチンしたかぼちゃをマッシュして生地にたっぷり混ぜ込みました。どっしりと重量感のある素朴なおやつ。もうすぐハロウィーンです。                                                                  

2011年10月15日土曜日

桜ヶ丘園芸さん便り44

 暑かった夏もやっと遠ざかり、いよいよ晩秋からのお花のシーズンが到来です。桜ヶ丘園芸さんのお庭には、今年もスペシャルなシクラメンやビオラ・パンジーなど常連が並ぶ事でしょう。ニューフェイスの登場も楽しみです。

 そんな賑やかなお庭になる前の今をちょっと覗いてみましょう。

 とんがり屋根のコッツウォルズの壁をぐるりと飾っているのはトケイソウ。紫色の個性的なお花が蜂蜜色の壁にとても似合います。奥さまはこの蔓をつかってリースを作ってとんがり屋根のお部屋のあちこちに飾っていらっしゃいます。内外のデコレーションに大活躍なトケイソウ。私が気になるのは実の方。そうパッションフルーツです。

 どう?私を見て。といいたげなこのお花はメキシコ野ボタン。濃厚な紫色のその色もゴージャスならば鈴なりのお花の付きかたも豪華です。前にご近所のベランダで咲く野ボタンをこのブログでもご紹介しましたが、同じ野ボタンでも随分違います。


 こちらは寒桜。9月頃から咲いていましたから、ソメイヨシノよりもずっと長い間そのお花を楽しめます。小さくて白にちかい桜色。その花の大きさと色に合わせたかのような小さな葉っぱは、大人っぽい抹茶色。控えめで風情があります。お花はまだまだ楽しめるそう。


 今年も11月最終週の土日にクリスマスリースの講習会が予定されています。今年のテーマはVIVIDColorなクリスマスリース。そのvividなオーナメントを只今育ててくださっています。これは、琉球雀瓜。このあたりでは烏瓜は見られますが雀瓜は初めて。小さくて赤い実に白い縞模様が愛らしい。この他にも百日紅などもドライフラワーにして準備中。どうぞ今年もお楽しみに。

2011年10月12日水曜日

Needle Bee 通信 87

 久しぶりのブログ更新です。9月は台風や夏休明けでゆるゆる始めたお教室も、今日から本格的に活動開始です。

 バネ口ポーチを夏休み前から仕掛かり中だったMme. Ma 。いよいよ仕立てに入りました。布を裁断して縫っている途中とは、全く違う表情をみせるのが布のマジック。立体的になると途端にいきいきとしてきます。ちょっと寂しいんじゃない?レースを付ければ?いや刺繍にビーズでしょ。と回りはかってな事を。でもそうしたらより素敵になると確信したご様子のMme. Ma 。


 プレゼントは作らない事にしていたMme. U 。でも、国際結婚をしてカナダに移り住んだ若妻へのプレゼントは別です。牡丹色のハンカチを利用して華やかな色合わせ。蝶のプリントは縫取って際立たせる計画です。久しぶりの糸巻き針刺しに、作る過程を思い出しながら針を進めます。日本から手作りのプレゼントが届いたら嬉しいでしょうね。



 本当に久しぶりにいらしたMme. K 。刃物の老舗、木屋で糸切りばさみ購入してたので、専用ケースを作ります。リバティとスラブコットンの組み合わせは私も大好き。キルトがけのかわりに唐草模様のステッチを。色を揃えたタッセルも作って、あとはぐるりとバイヤステープでくるめば完成。その切れ味を試させてもらいました。全く手に抵抗を感じさせません。さすがの鋏。


 今日のスイーツはこの時期限定のお菓子。紅玉を敷き詰めて焼いたパウンドケーキです。酸味と甘みの強い紅玉はケーキと合わせたら本当に美味しい。厚手のお鍋でちょっと乾煎りしてお砂糖と洋酒で煮るのがポイント。毎年焼いているリンゴのケーキは年々進化をしています。これは自画自賛でした。