2011年4月29日金曜日

Yの小庭から73

 今日からゴールデンウイークですね。東京は快晴ですが空のように晴れやかな気持ちには今年の連休はなれません。でも、植物は季節の移り変わりをきちんと感じています。真っ白な花を咲かせたのは、木いちご。

 桜ヶ丘園芸さんのお庭から若い新芽を株分けをしていただき植えて3年ほどでしょうか。今では100輪をこえる花を咲かせます。そして咲いた花には真っ赤なルビーのような実をつける楽しみが。今年はいよいよジャムができるかな。


 ひさびさに我が家のベランダに復活したのはラベンダー。昨年の猛暑で古株だったラベンダーは枯れてしまっていました。今回は桜ヶ丘園芸さんお薦めの耐寒・耐暑に優れ、香りもよいグロッソ種を夫に植えてもらいました。大株になって紫色の花をたくさん咲かせてくれるようお世話しなくてはね。

2011年4月26日火曜日

Needle Bee 通信 82

 今日はぬけるような青い空で紫外線がたっぷりの陽射し。そろそろ日焼け対策が必要ですね。屋根の上の猫もちょっと眩しそう。いつもは水曜日のお集りですが、今回は火曜日のイレギュラーデーのためお教室のスタートはいつもより遅めに。先ずはお茶の時間から始まりです。

 


 Mme. U が作り上げたティーコゼ。力作です。しっかりと織られたインテリアファブリックにネルを当ててシルクの糸で織り模様に沿ってステッチしました。まるで最初からそのような生地だったのかと思わせる立体的な美しさです。持ち手にしたお手製タッセルも愛らしく。「お姫様のお茶」という名の香り高い紅茶をいれていただきました。う〜ん気分はプリンセスっ!


 ご主人さまのためにスマートフォンを入れる巾着を作っているMme. H 。もしかしたらご主人さまのために何かを作る方はお教室始まって以来初めてかも。かちっとしたボリュームのあるイニシャルHが男性的です。レザーのコードできゅっと口を締めます。この巾着に納まった携帯でメールや通話のやり取りをご夫婦でなさるのでしょう。ごちそうさまっ!


 今日のスイーツは先日煮ておいた新ショウガの甘煮を使ったパウンドケーキ。爽やかな新ショウガと発酵バターの香りが相性ぴったりです。たっぷりの胡麻の香りもアクセントに。この時期ならではの焼き菓子。

2011年4月24日日曜日

Yの定番7

 桜の花は盛りを過ぎて春もだいぶ深まってきました。野菜も「新」のつくものが出回ってきています。新玉葱、新じゃが、新人参などなど旬の野菜をいただきましょ。

 桜ヶ丘園芸さんが四国の実元園芸さんより新ショウガをお取り寄せ。実元さんといえばパンジーやビオラのブリーダーとして有名ですが、ショウガ栽培もご本職。本当に綺麗で立派で瑞々しい新ショウガが届きました。早速、私も1kgほどわけていだたきました。とはいってもこれまでショウガを何かに加工した経験はゼロ。桜ヶ丘園芸さんの奥さまは梅酢につけるそう。それでは私は甘味系にしてみましょ。秘蔵の蜂蜜をいただき、一つはショウガとレモンの蜂蜜付けに、そしてもう一つは甘煮にしました。このショウガの甘煮でパウンドケーキを焼くつもりです。
 我が家の定番になりそうな予感。

2011年4月15日金曜日

Needle Bee 通信 ありがとう


 支援の気持ちがどんどんふくらんで大きな力になりました。
 
 財団法人日本手芸普及協会の呼びかけで始まったスクールバッグを送るプロジェクトは今日が〆切り日でした。HPを覗いてみてびっくり!
   http://www.jhia.org/info/
 今日現在で55,048袋。1,500袋を目標に呼びかけが始まり10日ほど。ほんとうにすごい数です。

 支援のためにと作り始めて分かったことが一つ。スクールバッグを作り進むうちに私自身も地震のショックを癒してもらっていました。これはお作りになった皆さんが実感しているはず。お仲間に入れてくださりありがとうございました。

2011年4月13日水曜日

Needle Bee 通信 81

 東京も余震が続いています。直接に被災なさった方たちは想像を超えるご不安な暮らしのことと思います。桜ヶ丘園芸さんのお庭では、被災地でもある都市の名前を戴いた「仙台しだれ桜」が咲いていました。
 先日お願いとしてご紹介しました支援スクールバッグ。11日現在で20000袋を越えた報告が財団法人日本手芸振興協会より発表されました。当初1500袋の目標で始められたプロジェクトに10日あまりでこれだけの気持ちが集まりました。Needle Beeでも今日、12のスクールバッグを送らさせていただきました。お役に立つことができるといいな。



 それでは久しぶりのお教室です。今日はスクールバッグの最終チェックと、ひとつひとつのバッグにメッセージカードを入れてお送りする準備を整えることに大方をつかいました。皆さんありがとうございました。

 最後までお一人残って次の作品の手順を確認なさったMme. Sa。リネンとリバティプリントを組み合わせた巾着を2つ同時に作っていく作戦。こだわりの組み合わせはやわらかい色調でとても上品。何をいれて持ち歩くのかな。





 今日のスイーツは「ヴィクトリアケーキ」。先日桜ヶ丘園芸さんの奥さまよりいただいたお手製のイチゴジャムを使いました。イギリスのヴィクトリア女王がお好きだったこのケーキには物語がありました。最愛のアルバート公を亡くされた後、悲しみから立ちなおり公務にお戻りになるその時に召し上がったのだそう。私達日本人にもその決意の強さを。

2011年4月2日土曜日

Needle Bee 通信 お願い

 3月11日の大地震以来針を持たない暮らしをしてきました。日用品の寄付、義援金募金、計画停電に節電とほんとうにささやかな応援をしましたが、もっと何かできることはないかと思いながら4月を迎えてしまいました。

 昨日、日本ヴォーグ社が運営する「手作りタウン」事務局よりこんなメルマガが送信されてきました。

 
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こんにちは。手づくりタウン事務局のおおのです。

今回の「手づくりタウンだより」は、皆さんに東北地方太平洋沖地震によって
被災された子どもたちに「スクールバック」の制作をご協力いただきたく、
臨時号として配信します。

この度の大震災の被災地で、通園・通学用のカバンがなく、子供たちが
大変困っているとのSOSが福島県在住の子育てボランティア団体の方より
(財)日本手芸普及協会に入り、「スクールバック」を募集することとなりました。

手づくりタウンも皆さんのお力をお借りすることでこの活動に協力し、
被災地の子どもたちに心のこもったスクールバックを届けるお手伝いを
させていただきます。

締め切りまで時間がありませんが、皆さんのご協力があれば実現できると思います。
サイト、ブログ、Twitter…などをお持ちの方は、告知してください。

皆さんのご協力をお願いいたします!

募集要項など、詳細な情報はこちらをご覧ください。
http://www.jhia.org/info/
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 4月は新学期を迎える季節。幼稚園・保育園に入園、新一年生になるお子様をお持ちのご家庭では、4月を心待ちにして準備をなさっていたことと思います。準備した品々を地震と津波により失ったり、作ってあげたい気持ちはあっても不自由な暮らしの中では思うように作れない切なさを思うと心が締めつけられます。私も娘の入園・入学の時を思い出しました。新生活に不安なく楽しんで入っていかれるようにとの願いを込めてバッグ類を作りました。
 そんなお母さまたちの代わりにはなれませんが、我が子を思う気持ちはきっと同じ。娘のバッグを作った時と同じ気持ちをこめてバッグを作ろうと思います。ご賛同くださる方、ご一緒しましょう。