2007年8月27日月曜日

桜ヶ丘園芸さん便り6


 残暑お見舞い申し上げます。
 Needle Bee のお教室も夏休み。でもとんがり屋根の桜ヶ丘園芸さんには時折お邪魔していました。ところがここ2週間ほど
「しばらくお休みします」
の貼紙がドアに。ご夫婦で海外へバカンス旅行?などと羨ましがっていましたら今日お会いする事ができました。ご近所のお庭の手入れに掛り切りだったとのこと。
 8月のとんがり屋根の様子を今日はパチリ。屋根の上の植物たちは暑い日差しもなんのその。4月に掲載した写真と比べると随分と身の丈を伸ばしています。中には花を咲かせている強者も。そしてとんがり屋根の下のお部屋はなんてひんやり涼しいこと。外は30度を超えているのにクーラーいらずです。屋上緑化は熱せられた都会砂漠のオアシスになるかも。

2007年8月17日金曜日

愛しきお裁縫道具たち7


 針仕事にかかせない物、それは糸と針と布。好きな布は?と聞かれたら迷わずに『リバティプリントのタナローン』と答えます。その布は木綿布の素朴なイメージとはかけ離れ細い番手の糸で織られシルキーなもの。図案と色合いの組み合わせの美しさは抜きん出ていて、100年以上作り続けられたパターンは数百を数え例外なく植物がモチーフ。今風にいえばヴィクトリアンとアール・ヌーボーのコラボデザイン。
 その中でも一番好きな模様はこれ。「Strawberry Thief (いちご泥棒)」ウィリアム・モリスによって1880年代にデザインされたもの。いちごをくわえた鳥のなんて愛らしんでしょうか。最近、ご近所では「Blueberry Thief」がベランダに飛んで来ているとか。こんな可愛い泥棒だったら許してしまいますね。
 
 リバティプリントのパターンにはすべて名前がついているのも驚き。現在そのパターン集文献を捜索中。

2007年8月14日火曜日

愛しきお裁縫道具たち6


 世の中にはカリスマと呼ばれるその道のエキスパートが。鉛筆にもカリスマがいました。その名も通称「カリスマペン」。
 パッチパークの細かい型紙を布にうつしたり、刺しゅうの図案をうつしたりするのにいい仕事をします。実に良く布に載り、間違ったら布専用の消しゴムで消すことも。なくてはならない鉛筆です。
 また時間が経つと自然に消えるマーカーも優れもの。早く消したい時は水でぬらすとあら不思議。ただ一つの欠点は、せっかくうつした刺しゅうの図案もさぼっていつまでも針を進めないと跡形もなく消えてしまうちょっと意地悪なところ。

2007年8月10日金曜日

愛しきお裁縫道具たち5


 手芸と園芸ブログ「聖蹟桜ヶ丘 Needle Bee」。最近は園芸の話題ばかりでした。久しぶりに愛すべきお裁縫道具のご紹介をいたします。お裁縫バッグ、針、針さし、刺しゅう糸と続きましたので今日はハサミです。布を裁つ、糸を切る、型紙を切り抜くとお裁縫にはなくてはならない私の右腕です。
 裁ちバサミは結婚する時に母がお裁縫箱に入れてくれた「庄三郎」。最近切れ味が少しぃ〜。研ぎに出すつもりです。キッチンばさみも結婚のお祝いに親友が贈ってくれたH製。お料理だけに使うのはもったいない。型紙切りにも使える万能選手。どちらも20年使い込んだ相棒です。
 糸切りばさみは切れ味重視できましたが、昨年『SAJOU』のハサミに出会いそのデザインの素敵さに魅了されてしまいました。ヴェルサイユやルイ14世なんてしびれる名前を与えられているハサミ達です。もちろんお仏蘭西製。オリジナルはアンティークですが復刻されて次々にリリースされています。ほとんどはネットで購入。夜更けにパソコンのディスプレイを眺めて新しいハサミにニンマリしていると娘のMが主人にそっと囁きます。
 「ママまたハサミみてるよー」。それはまるで鬼婆が皆が寝静まったのを見計らって包丁を研ぐ姿をみてしまった、かのように。

2007年8月4日土曜日

Yの小庭から7

 手芸と園芸の情報発信で始めた『Needle Bee』ブログですがここのところ虫情報で恐縮です。でもアゲハ兄弟のその後を楽しみにしてくださっている方もいるはず。で、今日は続報です。アゲハ兄は行方知らずになっています。まだ飛び立っていないはずなのですが・・・。野鳥も飛んでくるのでもしかしたら。弟アゲハは元気です。緑色に衣替えしてレモンの葉っぱをぱりぱりと。お食事中の写真です。一心不乱に食べてます。
そこにひらりとやって来たのがキアゲハ。多分お母さんでしょう。ひらひらとあたりを飛び回り見守っているようでした。


 虫情報をもうひとつ。先日ベルガモットを植えた玄関前のハーブガーデンから蝉の脱皮の様子です。植えてあるのがミントやセージ等の草ばかりでとまる所がなく壁につかまるという苦肉の策。無事に飛び立ち今は抜け殻が壁にしっかりつかまっています。