2014年6月29日日曜日

Yの小庭から115

今年は雨の多い梅雨になっています。気温はまだそれほど上がりませんが、湿度は飽和状態。植物にとっては、恵みの雨。確かに生育がよいような感じです。ただ、ムシもつきやすくなる季節。要注意です。

今年、ちょっとした試みをしています。挿し木をしてみました。実験台はモロッコミント。少し前にこのブログでもご紹介しましたが、本当に良い香りです。雑味のないメントール系の香りにグリーンの爽やかさをさらにプラスした香り。モロッコではお茶にして日常的に楽しんでいる事に納得です。これを増やそうという企みです。
6月1日に挿し木した様子。薄い発泡スチロールの箱に水はけの良い土を入れて、元気そうな新芽を挿しました。あとは、直射日光も雨も当たらない軒下において、毎日水切れしないように朝晩水やりをしました。

1ヶ月経ちました。しっかりと根もはって茎の丈も伸びました。日光にあまり当ててないので、ちょっとひょろひょろモヤシ体型に。植え替えてしっかりとお陽さまをあててあげましょう。100%つきました。でも、もっと効率の良い増やし方を桜ヶ丘園芸さんで教えてもらったのです。うしし。その様子はまた後日ご報告。

この時期からっとしない水回り。洗面所に枝を切ってガラスの器にいれました。手を洗うたびにふっとミントの香りがたちます。視覚的にもすゞやかで、清潔感があります。ベランダで育てたハーブをお料理に使ったり暮らしにあしらったり。出番が多いハーブを増やします。

2014年6月23日月曜日

ちょっと Coffee Break 17

6月19日に幕を開けた
『玉川大学芸術学部+こどもの城 青山円形劇場 提携 
パフォーミングアーツ・フェア 2014 with Aoyama Round Theatre Last Stage!』
が千秋楽の昨夜、幕を降ろしました。
我が家にとって、大学で最終学年になった娘の青山円形劇場でのパフォーマンスはもう1つの意味でラストステージでした。

来年3月で「こどもの城」が閉館するために、青山円形劇場でのPAFは最後となりました。平成15年に「こどもの城」と「玉川大学」が次世代の芸術文化を担う人材育成を理念として「劇学提携事業」として始まり、12年続いてのLast Stageです。
その舞台作りは、パフォーマーだけではなく、照明、音響、装置・小道具、映像の各部門も劇場のものを使って学生が担い、卒業生にはプロとして活躍している方も多いと伺っています。
もちろん、演劇人を始めとするプロの舞台人にとっても青山円形劇場は特別な存在であるのです。存続を求める署名運動も行われています。国内では唯一の完全円形劇場は、舞台と客席が一体となった独特の空間。改修費が捻出できないとの理由で、閉館を余儀なくされます。

円形劇場だけでなく、「こどもの城」もなくなります。近所の親子の遊び場であったことは勿論の事、近郊の親子もたくさん訪れていました。娘も幼い頃に、ワークショップなどに参加して楽しい時間を過ごした経験があります。

「こどもの城」のシンボル 岡本太郎作「こどもの樹」をパチリ。創立当初の景色とは違ってビル群に囲まれてしまっています。土地活用の経済性を優先する思惑もあるのでしょうか。この「こどもの樹」に岡本太郎氏はこんな言葉を寄せています。
「人間はその数だけ、それぞれ、その姿のまま、誇らしくなければならない。」
ひとりびとりの個性をのばせる環境づくり、子供にも大人にも今一番必要な事です。

Last Stageを見終わって外に出ると、玄関にたたずむこの顔たちは、ちょっと悲しそうに見えました。

2014年6月17日火曜日

Needle Bee 通信 148

梅雨入りしましたが、週末からよいお天気が続いています。
カラッと晴れて針仕事日和です。

Needle Bee にお仲間が2人増えました。そう、まず作るのはこれ。糸巻き針刺しです。お二人ともブルー系のリバティプリントをベースに布合わせ。迷っちゃうけど楽しい時間。出来上がりの姿を思い浮かべて組み合わせを考えました。Mme. T はちょっと甘さのある抹茶色をリバティに合わせて、パイピングも共布でぐるりと。ひき締め効果抜群。
先にお帰りになったMme. K の布合わせは写真に撮るのを忘れてしまいましたっ!次回のお楽しみということで。
ぐりとぐらの帽子を縫ってかぶせたのは、Mme. I 。ぐりとぐらの完成でーす。いらっしゃるときはビニール袋にいれられて運ばれてきたぐりとぐら。帽子をかぶったら帰りは、ショッピングバッグから顔を出して運ばれていきました。魂が入った瞬間です。
そのMme. I 。以前からお持ちだったグレーのジャケットをお得意のリメイク。墨絵のような色使いのリバティプリントをラフに切り抜いてアプリケ。黒ブロンズ色のガラスビーズをぐるりと配してとても素敵になりました。浅草の老舗店の若女将に絶賛された逸品です。お揃いのスカートを作るべきだとみんなでやんややんや。
お砂場セットをいれる袋を、幼稚園のボクのために作ったMme. T 。なんとこれ、元は100均で買った洗濯ネット。黄色のファスナーに合わせて黄色いむら染めの生地でくるみアクセントに。ブルーの持ち手ととてもよく合っています。100均で買ってきてそのままシャベルやバケツを入れても機能的にはなんら変わりなし。でもちょっと手を加えるとちょっと持つのが嬉しい袋に。自己満足かもしれませんが、大事な感情。

お砂場遊びに付き合うママには特に食べてもらいたいケーキ。日焼けした肌に良い作用があるらしいシナモンコーヒーケーキ。びっくりするぐらいのシナモンパウダーとインスタント珈琲をウィスキーで溶かして焼きこんだ香り高い焼き菓子です。ちょっとビジュアル的には滋味。クリスタルシュガーをふりかけてちょっとキラキラ仕様で今度は焼いてみようかな。もちろん珈琲に合わないはずはありません。

2014年6月15日日曜日

Yの小庭から114

この週末はよく晴れました。家の中の湿気を飛ばしてカラッとさせるには、風もあって良い感じ。お洗濯物もすぐに乾きます。
その風にのってひらひらやってきたのは、アゲハチョウ。この季節の常連客です。我が家のベランダでは柑橘系の木と山椒に卵を産みつけます。それはトゲがあるから。敵から卵を守り、孵ったあおむしくんたちを守ってあげたいという親心。
レモンとわかる形にまで実がおおきくなってきたレモンの枝にひらひら舞い降りては、お母さん蝶は卵を産んでいました。このベランダで生まれて旅たったアゲハなのかしら。同じアゲハチョウかどうかはわかりませんが、卵を産みつけたのは今年初めてではありません。
先に気に入られた柚子の木はごらんのとおり。傘のほねのように葉っぱは全滅。子育てをさせてあげたいのは山々ですが、葉っぱがあるから実は雨風や強すぎる太陽の陽射しから守られている。今年はたくさん実を付けているレモン。卵を見つけたら心を鬼にして駆除しまーす。蝶のおかあさん、ごめんっ!


2014年6月13日金曜日

Yの小庭から113

 梅雨の晴れ間、今日は久しぶりに元気なお陽さまです。
ひどい雨に降られて野菜はどうかな?
茄子が実を大きくしていました。一方、花がいくつか落ちていました。雨風に振られて耐えられなくなったのね。さー、全身に陽射しを浴びておおきくなってね。

原種のトマトも小さな実を鈴なりに付けています。お陽さまに当たらないと赤くなれないのかな。あれっ!もしかしてこれ、黄色いトマトだったかもしれない。

甘長とうがらしもだいぶ長く伸びてきています。真っ赤に熟したトウガラシも美味しいのですが、熟す前の緑のトウガラシは香りが特別。自分で育てていないとなかなか味わえないもの。トウガラシは、暑気払いにこれからますます出番が多い野菜です。たくさん実を付けていていい感じ。

2014年6月4日水曜日

Needle Bee 通信 147

湿度の高い季節に入りましたね。湿度の苦手な私にとって、ちょっと憂鬱な季節です。
とんがり屋根にドライエアコンをスイッチオンしてもらって、Needle Bee 始めまーす。
百合とクロスのビーズを編込むリストウォーマーと小さな巾着を並行して進めているMme. O 。メランジブラウンにアイボリーのビーズを合わせたシックな装い。この時期に寒くなるシーズンを見据えての作品作り、良いことです。巾着にはYのイニシャルを刺繍し始めました。

ウォールポケットを黙々と仕上げていのは、Mme. M 。私たち女子の賑やかな会話をにこにこ微笑んで聞きながら針を進めます。あとは上下のパイピングをしてバー通しをつければ完成です。この時期の完成にぴったりの爽やかな色の組み合わせ。ラベンダーとミントを思わせます。壁を飾るのももうすぐ。

ぐりとぐらに口とひげをステッチして、半年越しに完成させたMme. S 。プレゼントをするつもりと6セット分の材料をお持ちになっています。12匹のぐりとぐらが勢揃いしたら圧巻でしょうね。そして、こちらも小さな巾着を作り始めました。イニシャルはY。今日Needle Bee にお集りの方は全員イニシャルYでした。入会規則ではありませんのでY以外の方もどうぞお仲間に。
涼しくなる頃から使い始めたいとショルダーバッグの布合わせを始めたMme. Oo 。バラのプリントを中心にパッチワークをして好みの大きさにするつもりです。パッチワークのピースの型紙を作って、プリントの出方を確認しながら布合わせを進めます。楽しい時間。リバティの大小のポーチはクッションカバーを作った余りリバティプリントで作ったもの。隅々までのこだわりは彼女流。

今日のスイーツは、レモンのパウンドケーキ。レモンの皮のすりおろしを焼きこみ、焼いている途中でオーブンから出してたっぷりのレモン汁をまわしかけてもう一度オーブンヘ。。レモンの香りと酸味がきいたパンチある焼き菓子。振り返ってみたら、去年も一昨年もこの時期に焼いていました。急に暑くなったり、ムシムシしたりでレモンの爽やかさが美味しい季節。食欲が落ちそうになった時にもお薦めです。

2014年6月3日火曜日

Yの小庭から112

東京は連日の真夏日。
今日はいくらか涼しいかったとはいえ、30℃辺りまで温度計はあがったはず。
シェードをかけてもらったベランダで、植物たちいい感じに育っています。
前回ご紹介のモロッコミントつながりで、今日はハーブの花を3種。

これはハイビスカスの仲間。花の後ろに小さく写っているのが蕾み。蕾みの時には深紅で強健な感じなのに、花を開くと白くてひらひらと可憐な姿。実(み)はハイビスカスティに使われるんだそうです。綺麗な色の水色のハーブティになります。ビタミンCもたっぷりでこれからアイスティにぴったり。

こちらはバジルの花。ちょっとシソを思わせます。バジルはちょっと添えるだけでイタリアンに格上げ。結婚して初めて育てたハーブはバジルだったような。今よりもっと野性味たっぷりで香りや味も濃くって使いにくかったかも。品種の改良が進んだのか美味しくなってお手軽に使えます。ただ、ムシが付きやすいのがタマニキズ。
香りといえばこちら。センテッドゼラニウム。香りゼラニウムです。ゼラニウムはちょっとにおいがという方も、センテッドゼラには驚かれるはず。ローズやオレンジ、レモンなどの柑橘系など様々な香りのゼラニウムが生産されています。香水などにも使われるそう。桃みたいに産毛の生えた葉っぱにさわるとふわっと香りがたちます。












2014年6月2日月曜日

ちょっと Coffee Break 16

東京は連日、気温が上昇。まだ6月に入ったばかりです。冷夏との長期予報もありますが、今年の夏も油断なりません。
昨日、ベランダにシェードを張りました。去年のブログを読み返してみたら、7月28日につけています。2ヶ月早い熱さ対策となりました。
簡易シェードですから4本の紐で四隅から張ってあるだけで蚊帳のようなイメージです。昨日の夕方、夫が取り付けてくれました。しかし、張り方が弱くてたわんでいます。去年の夏もそんな感じで、取り外すまでの毎日、ベランダをみてはちょっとストレスでしたので、今年はすぐにダメだしです。5分ほど手を掛ければ解決できること。結婚して27年。今更、私の取扱説明書を読み返さなくても、ベロ〜んとたわんだ姿を好まないのは分かりきっているはず。

分かっちゃいるけどやりません、ぴーんと張ってなくても陰を作ればいいじゃない。
それが夫の無言の自己主張。

そうです。お互いに我が儘になっているのです。こんな攻防戦が日々の暮らしの中で、これから増えていく事は想像できます。珈琲をのみながらベランダの綺麗に張ったシェードを眺めて、負け知らずでいきましょっ!とニヤリ。