2013年5月25日土曜日

Yの小庭から102

 今日は爽やかなお日和です。こんな日が続くといいのですが、梅雨空がすぐそこまで。
 ウィリアム・モリス開いてきました。今シーズンは2輪でしょうか。花びらの内側がほんのりピンク。開ききった姿もゴージャスで素敵ですが、このぐらいの時も好きです。バラはムシがついたり、肥料をたくさんほしがったり、植え替えや剪定と本当に手がかかる植物です。でも、手を掛けた分は必ず応えてくれる律儀な性格。我が家のバラはほったらかしですが、こうして精一杯咲いてみせます。反省しきり。


ほったらしでも、全然気にしないのがこちら。八丈島木いちご。どんどん地下茎で増えて、今ではブッシュになっています。今年は大雪や強風でちょっとダメージを受けて実が成るか心配でしたが、取り越し苦労でした。例年より大きくて立派なフランボワーズです。お隣の少年が学校から帰るとちょっと摘んで楽しんでくれていましたが、今年は少しお兄ちゃんになったかな。食べている様子がありません。鳥に見つけられる前に収穫しようかな。

収穫繋がりはこちら。そうカモミールです。青リンゴの香りがする花をハーブティにして飲みます。残念ながらこれは我が家のカモミールではなく、桜ヶ丘園芸さんのお庭のもの。先日のお教室の時に花を摘んでお土産にくださいました。ドライにしたものとは比べ物にならない良い香り。本当に青リンゴのような甘くフルーティな香りです。
お庭で摘んですぐにティポットにいれてハーブティを。そんな暮らしが憧れでもあります。

2013年5月22日水曜日

Needle Bee 通信 123

今日は初夏のような陽気。体調管理が大変です。こんなときに心静かに針仕事。いいですよ。                                                    
ポーチ作りが仕上げに入ったMme. M 。ファスナーを付ける前に、エンジの刺繍糸でランニングステッチを開き口に刺しました。不思議なことにぐーんとリバティのお花が浮き立って見えます。ひと手間かけるって大事なことです。
手間を惜しまない。時間をケチらない。それだけで素敵なものになっていきます。
いつも穏やかに針をすすめるMme. M 。きっと素敵なポーチになります。



編み針ケースを作っているのはMme. O 。回りをぐるりとくるんで端を始末しました。針を収納した時に上蓋になる部分のプリントを決めました。彼女が選んだのは、細い紫色のストライプ。個性的な組み合わせが彼女の真骨頂。刺激になります。
ここにリストウォーマー用の0号の棒針を納めます。道具を大切に、そしてお道具入れを大切に。こんなこだわりも針仕事の楽しみに大きなひとつです。

フォトボードを一休みして、今日はニードルブックを作ったのはMme. H。ピンク系のバラのプリントを組み合わせて、ピンクのサテンリボンを結んで閉じます。ほとんどをボンドで張り付けて仕上げるこのニードルブックは、一日で完成させることができる手軽さ。でも針を持ち歩く時に迷子にさせない良い働きをしてくれます。
大作を製作中にちょっと一休み、な〜んて感じで小さな作品を作る。これもありです。


巾着に刺繍をしているMme. U 。今日は葉っぱを刺しました。お花の部分は絹糸で刺したので、とても苦労していました。するするすべる絹糸はとても刺しづらいのです。今日はちょっと目もお疲れ気味。思うように針が進みませんでした。こんな日もあります。うまくいかなくてもまた針を持つ。不思議な力が針仕事は秘めています。





今日のスイーツは、メイプルシロップがたっぷり入ったバナナマフィン。シュガースポッツが出たバナナにメイプルシロップをふくませてから焼くので、しっとりしていてメープルシロップも香り立ちます。腹保ちが良いのでもうちょっとおしゃべりしながらの針仕事しましょうか。

2013年5月19日日曜日

Yの小庭から101

今日は珍しい植物を2つ我が家の庭からご紹介。
 こちらは、セッコク。和蘭の仲間で長生蘭という名前を持っています。古代からシダやコケと共生しながら生き抜いてきた植物の仲間です。我が家では「猫の手」というシダと一緒にしています。気がついたら花を咲かせていました。薄い花弁に混じりけのない白。清楚で気品溢れる風情です。原種のものは絶滅危惧種に指定されています。これは園芸種ですが、大切に育てていこうと思います。それを思いださせるために花を咲かせている健気さも愛おしいかな。


こちらは、木いちご。ラズベリーあるいは洒落てフランボワーズとも。でも、これは普通の木いちごではありませんよ。八丈島固有種の木いちごです。実が大きく、地下で根を広げどんどん増えていきます。桜ヶ丘園芸さんのお庭から数年前に一株抜いてもらって植えたら凄い勢いで勢力を広げています。今年はお隣の植え込みでも、茎を伸ばし葉を繁らせて実を付けました。小学生のボクが気に入ってくれているのでセーフです。気をつけなきゃならないのは、そう鳥たちです。甘く熟れた実から早朝に食べていきます。

2013年5月10日金曜日

Yの小庭から100



 5月に咲く花はたくさんあるけれど、やっぱりクイーンはバラ。この季節、気をつけて歩いてみるとお庭でバラを育てているお宅が多いことに気がつきます。やっぱり皆に愛される花のひとつであることには間違いありません。

この2本は、育て始めて9年目の古株。とはいっても細々と花を咲かせています。左が「バレリーナ」、右は「マダム・パピエ」。娘の中学入学を記念して購入。その子が大学3年になりました。月日が経つのは本当に早いものだと、このバラを見ると実感。


こちらの蕾みはたくさんのファンを持つピエール ド ロンサール。ロゼッタ型のコロンとした形の美しい色合いのバラです。中から大輪で咲く種類ですが、このロンサールさんは小柄です。

我が家は子育ても一段落。次なるステージに向けて準備を始める時期です。そろそろ親たちとの関わりにも気を向ける頃合い。月日が経ってすっかり大人になっていました。

2013年5月8日水曜日

Needle Bee 通信 122



今日は五月晴れと呼ぶのにふさわしい日になりました。Needle Bee のメンバーも絶好調です。
家庭制作をたくさんするMme. S 。今日も作品を携えてとんがり屋根に。刺繍のポーチに貝殻型の小物入れ。回りにグルリとピンを刺すタイプのニードルブック。今日は前回の続きのティーコゼを作り進めます。ぴったりの色合わせの布で今日はキルト掛け、中袋までつくりもう後少しで完成です。と、説明だけじゃなく素敵な出来具合をお見せするはずでしたが、なぜか写真がな〜い〜。撮ったと思ってシャッターを切っていませんでした。ごめんなさい。Mme. S。

携帯ケースを2つ完成させたのは、Mme. U 。ひとつはご自分のために、もうひとつはお友達へのプレゼント。ご希望を何度も聞いて手直しをして使い勝手の良い携帯ケースになりました。
今日は巾着袋にシルクの糸で刺繍をしました。中袋のプリントに合わせたお花がとてもナチュラルな感じになっています。


     ポーチを引き続き作成しているのは、Mme. M 。やはり合わせたリバティプリントのお花を刺繍して、イニシャルもあしらいました。エンジのファスナーをつけて中袋をとじ付ければ出来上がり。リネン×コットンの生地がこれからの季節にぴったりです。


前回、仕掛かりだったご自分用のメイク道具ポーチと息子さんのスマホ&ipodケースを完成させていました。息子さんはとても気に入ってくれたそう。嬉しいですよね。
今日はやはり作りかけていた編み針ケースを進めます。
ポッチワークしているように見えるこの生地、実は連続したプリント。ナイスな生地選びがお見事です。


糸巻き針刺しが完成間近なMme. I 。ぴったりな色合わせのプリントを組み合わせて丁寧にしかもスピーディに仕上げました。真ん中には猫ちゃん好きらしくキティちゃんのボタンを選びました。後は回りに8つの糸が納まる部屋を仕切ったら完成です。8色の糸ももう準備済み。布に合わせたマカロンカラーです。きっとご自宅で今頃は完成させているかな。
今日のスイーツはブラウニー。おやつの定番焼き菓子です。Needle Bee でお出しするのは5年ぶりぐらい。バターたっぷりのレシピは珈琲とベストマッチ。お互いを引き立て合います。
今日はMme. I から美味しい差し入れもありました。押し麦と胚芽米にひじきと切り干し大根が炊き込まれたおにぎり。自家製佃煮も添えられていて身体に染み渡る心遣い。ごちそうさまでした。

2013年5月5日日曜日

Yの小庭から99



ゴールデンウィークも終盤。お天気が良くて爽やかです。
                        どこにもお出掛け予定がなかった我が家の「やることリスト」のひとつは夏野菜の苗を植えること。夫の担当です。
 トマトの苗は、ボンリッシュ、サマーキッスなんておしゃれな名を持つ新種の苗と、だいぶメジャーになった桃太郎とミニトマト種を植えました。その他には、黒皮スイカ、韓国唐辛子、アスパラという変わり種をチョイス。収穫は期待薄ですが、まあ成長過程を楽しむには充分です。                          


 アスパラは先日テレビで観たアスパラ農家の方の説明に、とても興味ひかれる野菜となっていました。1年目は収穫できずに安定した収穫を望めるのは3年ほど経ってからだそう。1年目の苗を買ってきて植えたら、2日ほどで新しい芽を出していました。アスパラの生命力の強さに驚き。このまま大きくすると夏の間、かすみ草の花がない版の風貌で枝を繁らして地中で根を充実させます。来春にその張り巡らされた根からいわゆるアスパラを伸ばします。筍のようです。


連休に入る前に植えたトマトがもう1本。パティオという名前のトマトです。だいぶ大きくなってきて、実を付けました。しかし、ここで心を鬼にして実を落とします。充実したトマトに育てるためには的確な世話とそのタイミングがとても大切。伝承農法家木嶋利雄さんの本をバイブルに、今年は収穫高アップを目論む夫です。顛末を乞うご期待!そう今みなさんが思っている通りになりますよ。