2008年2月27日水曜日

Needle Bee 通信 19

 ここのところ強風が吹き荒れている聖蹟桜ヶ丘です。インフルエンザや麻疹も流行っているし、花粉は飛んでくるし体調管理が大変です。というわけではないのですが、今日のNeedle Bee は生徒さん3人のちょっと寂しいとんがり屋根でした。
 でも皆さんの製作意欲は暴風にも負けません。ご自宅でのちくちくもますます快調です。これは、 Mme. Ma がお母様にプレゼントするために作ったポーチとティッシュケースのセット。バラのプリントと甘いピンクの色合いは Mme. Ma テイスト。イニシャルをいれてオリジナル度アップです。お母様がお喜びになること受け合いです。


 独創的作品を世に送り出しているのは、Mme.k。A4サイズを上回る大きさのポーチは開き口をフリフリさせて何てキュート。二枚貝をイメージしたリバティプリントをつないだキルトポーチです。
ぱっくり開いた口から小物をたくさん入れて、トランクに詰め込み旅行に出かけるのが Mme.K の次なる活動目的です。

 今日のさっちゃんのスイーツは変化球で来ました。コーヒーよりもビールにぴったりな「バジルクラッカー」。バジルの香りと焼けたチーズが香ばしい甘くないイタリアンなクラッカーです。粗挽きの黒胡椒がぴりりとスパイシー。

 

テトラ型の袋に詰めて麻紐でぶら下げる可愛いおみやも用意してくれていました。だ〜れ〜、帰ってビールと一緒に食べようなんて思っているのはっ!

2008年2月18日月曜日

Yのちいさな個展3

作品番号3 絵具袋。

 「Yのちいさな個展2」でご紹介した絵本袋同様、娘が愛用した手提げ袋にした刺しゅうです。小学校に入って図画・工作の時間に使う絵のお道具類を入れていました。お姉さんらしいデザインがいいとのリクエストに色相ををアレンジしました。このデザインを参考にしたい事もあって久しぶりに眺めました。
 この影響があったのか、娘のMは虹色の色使いが得意。たしか小学校4年生の夏休みの宿題には「色の3原色」の食べ物を一つずつ食べ進んだカメレオンがどんどん体の色を変化させていき、最後には虹色になるというお話を作り絵本にしました。翌年の夏休みには続編を書く力の入れよう。中学に入って所属した美術クラブでもグラデーション使いを好んでいました。その是非はともかくとして、まだ感性の柔らかい時期に目にするものの影響は結構あるのだと思います。
 チェーンステッチでぐるぐるお花部分を、バックステッチで茎を、フェザーステッチで葉っぱを刺した簡単なテクニック。お洗濯にも耐えて12色相は薄くなっていますが、思い出は薄らぎません。
 

2008年2月13日水曜日

Needle Bee 通信 18

 今日は強い北風のため雲一つない青空でした。でも寒かったぁ。
 1月は第5週があったため3週間のご無沙汰になってしまった Needle Bee のお教室。皆さん風邪もひかずに元気そうなお顔で、とんがり屋根の下は外界の寒さはなんのその、Hotな時間が流れました。3週間の間に作品を新たに作っていらした方、続きを進めて来た方、今日の作業の準備をして来た方、な〜んにもして来なかった方等などそれぞれですが、やっぱり集まって針を持てば楽しい時間。

 今日のさっちゃんのスイーツは「サブレカカオ・ノワゼット」。ヘーゼルナッツの香り高いクッキーです。ココアのほろ苦さとヘーゼルナッツの香ばしさが珈琲とベストマッチ。ちょっと大人味の焼き菓子。
 明日はバレンタインデーなので、おみやのラッピングの袋の口はハート型にカットされていて赤い紐でキュッと結ばれていました。なんてキュートなんでしょ。もうバレンタインデーのプレゼントは準備なさいましたか?

2008年2月12日火曜日

Yの小庭から15


 東京は今日も雪の予報でしたが、冷たい雨が降りました。といって寒がってばかりもいられません。季節は確実に春に向かって歩んでいます。
 いちごも出回り始めました。毎年,我が家ではこの時期からゴールデンウィークあたりまでは自家製のイチゴジャムを楽しみます。一度にたくさん煮て保存する事ができれば良いのですが、保存瓶や冷蔵庫のスペースを考えると一度に1キロほどが限度。なので食べては2、3週間おきに作ります。
 控えめの量の素製糖とたっぷりのレモン汁、そして香り付けにほんの少しのリキュール。ジャムとソースの間ぐらいなので、長年続けている朝食のヨーグルトにかけていただくのがお決まり。真っ赤なイチゴの色は春の訪れを告げる心躍る色です。

2008年2月10日日曜日

Yの小庭から14

  立春を過ぎたのに、今年の東京は雪がよく降ります。昨日の9日も午後から降り始め短時間で銀世界になりました。
 去年の初冬に植えた原種のシクラメンはどんどん株を大きくして蕾みもたくさん付けています。雪の冷たさにも負けずに頭を高くしてすくっと立っていました。何て健気なんでしょう。勇姿をぱちりと写しました。もう少しで薄桃色の小さな花を咲かせます。

 この黄色いバラは「天津乙女」。バラには珍しい古風な名前です。でもその名前の通り、品の良い黄色いその花びらは匂いたつ風情。つぼみは薄緑でガクはほんのり紅を差したようなひかえめな色合いでとても素敵。微かに香るこのバラは日本で作られた黄色いバラの代表作なんだそうです。これは桜ヶ丘園芸さんのご主人が年間を通して手入れをしているお宅の庭に育つ薔薇で、剪定で切った枝をいただきました。

 雪が降る寒い時期、シクラメンも薔薇もくる春を思って花を咲かせているのでしょうか。自然に生きるものの力強さを感じられずにはいられません。