2008年2月10日日曜日

Yの小庭から14

  立春を過ぎたのに、今年の東京は雪がよく降ります。昨日の9日も午後から降り始め短時間で銀世界になりました。
 去年の初冬に植えた原種のシクラメンはどんどん株を大きくして蕾みもたくさん付けています。雪の冷たさにも負けずに頭を高くしてすくっと立っていました。何て健気なんでしょう。勇姿をぱちりと写しました。もう少しで薄桃色の小さな花を咲かせます。

 この黄色いバラは「天津乙女」。バラには珍しい古風な名前です。でもその名前の通り、品の良い黄色いその花びらは匂いたつ風情。つぼみは薄緑でガクはほんのり紅を差したようなひかえめな色合いでとても素敵。微かに香るこのバラは日本で作られた黄色いバラの代表作なんだそうです。これは桜ヶ丘園芸さんのご主人が年間を通して手入れをしているお宅の庭に育つ薔薇で、剪定で切った枝をいただきました。

 雪が降る寒い時期、シクラメンも薔薇もくる春を思って花を咲かせているのでしょうか。自然に生きるものの力強さを感じられずにはいられません。

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