2012年3月28日水曜日

Yの小さな個展18

この冬にたくさん編んだリストウォーマー。毛糸の他に棒針とかぎ針、ビーズやビーズを毛糸に通すための針、はさみ、大きさをチェックする物差し、編み図などけっこうお道具類がたくさん。
 そこで、リストウォーマー編み用の一切合切袋ならぬバッグを作りました。持ち歩けるようにバッグインバッグぐらいの大きさ。小さな中身が飛び出さないように口が閉じる形。そして閉じたままでも毛糸がするする出てきて、スマートに編めるような構造。そんな理想的なものがあるのかしら。ありました!ピッタリの口金が。
 リバティプリントで一番好きな「いちご泥棒」で作ることに。定番カラーよりシックな紫系。両面に刺繍を入れました。片面にはイニシャルと毛糸だまに編棒、そしてもう片面にはまさに今イチゴをくわえて苺畑から飛び立ったシーン。リストウォーマー作りも楽しいのは当然ですが、周辺のものを自分好みで整えていく・・・そんなプロセスもかけがえのない時間。

2012年3月25日日曜日

Yの小庭から77おまけ

 昨日、オブジェになっていると書いた大根。夫がブログを読んだわけではありませんが、今日の夕方おもむろに収穫をしていました。足先から葉先まで30㌢足らず。種まきから半年。ほぼほったらかしで育てたのですから立派に育ったと大根の根性を賞賛すべき。
(おまけのおまけ)お夕飯に大根おろしにしてみました。口に入れたら、まるで網戸を食べている感じ。ごわごわの繊維だけがいつもでも口に残りました。夫「網戸食べたことあるの?すごいね」と反撃。

2012年3月24日土曜日

Yの小庭から77

久しぶりに我が家のベランダ菜園をご紹介。

ちょっとウズラのようなまだら模様は変わりレタス。えっ!ちょっとシミみたいなんて言ってるの誰?

寒いうちに植えた春の豆類が花を咲かせました。紫色の個性的な花はそら豆。私にとって初夏を感じる野菜の筆頭はこのそら豆。
 白いスイトピーに似た花はスナップエンドウ。ハウス栽培のものはだいぶ前から出回っていますが、路地ものはこれから。お弁当の彩りに重宝します。

 やはり暮のうちに植えたパセリもやっと芽を吹きました。クリスマスのお料理の添えにまだ植えたばかり葉をあらかた収穫してちょっと心配していました。もうこれで大丈夫。

夫が種から育てた大根。大根っていってもゴボウぐらいのスマートさ。年明けに一本収穫していましたが、なぜか今はベランダのオブジェに昇格?

 春菊も健闘しています。一度お鍋に使いましたが、その後なかなか新しい葉っぱを伸ばしませんでした。柔らかそうな新芽は摘んでサラダに美味しそう。強い香りは採り立てならではの贅沢。自家自消の生活が理想ですが、お腹に入れるまでにはなかなか育てきれないのが現実。農家のみなさんに脱帽。

2012年3月21日水曜日

Needle Bee 通信 96

暑さ寒さも彼岸まで・・・な〜んて言葉もありますが、現代日本にはあてはまらないかも。桜が3月に満開になる年もあれば、今年のようにやっと梅が今満開。地球規模での気候の変化は今世紀になって目まぐるしく動いています。

 でもそんな中、時間がゆったり過ぎていくのがNeedle Bee での時間です。

 缶のリメイクのためトップ部分を作り上げたMme. U 。キルト部分に羊毛を入れてぷくっとふくらますプティの手法を施しました。イニシャルや今年の年号を刺繍して、バラのプリントをアプリケしたり刺繍をしたら、まるでつるバラの枝のようにイキイキした感じになりました。これからはハサミとノリの出番。ぺたぺた貼付けて仕上げていきます。



 バネ口ポーチを作っているMme. Sa 。素敵なリバティのプリントにピンクの大小のギンガムチェックを合わせました。春らしい布合わせです。布選びは楽しいもの。その時の気分や感情、体調などを映します。何年か経って昔作ったものをみるとふ〜むと思い当たる節も。これから仕上げにリボンやレースで飾って完成です。ここからが楽しさ本番。



小さめのバネ口ポーチを作っているのはMme. Si 。お嬢さんからお願いされたバッグも平行して進行させています。今日はバリオンローズでバラの花を刺繍。だんだん慣れて二つ目のバラはすぐに咲きました。習うより慣れろです。手が糸を巻く強さや糸を引く感覚を覚えてくれます。ピースワークの縫い目に飾りステッチをして更に素敵に。黄色系のプリントがやはり春らしい組み合わせ。


 今日のスイーツはチェリーティのパウンドケーキ。チェリーの香り付けされたフレバリーティをお隣さんからいただきました。いつもの基本のパウンドケーキの生地に良い香りの茶葉をたっぷり混ぜ込みました。色紅でうっすら桜色に。レモン汁の酸味をアクセントにしたらフルーティなケーキに仕上がりました。サクランボの香りが馥郁たる春待ちの焼き菓子です。

2012年3月7日水曜日

Needle Bee 通信 95

3月に入っても気温が上がったり下がったり。今年は梅の開花も遅れているとか。でも今日は春らしい陽気に。お針仕事をしにハチたちが集まりました。

 缶のリメイクを始めたMme. U 。以前に素敵なティーコゼを作った生地で蓋部分を作ります。少し太めのピンクとブルーの刺繍糸で織りに沿ってステッチ。これからプティという技法で裏側から羊毛を入れてぷっくりと立体的に模様を浮き上がらせます。どんなになるかな。楽しみです。イニシャルと2012をステッチ。作った年を残しておくと何年も経ってから楽しい思い出が甦ります。

 同じく缶のリメイクをしているMme. Ma 。やっぱり彼女はピンクのバラ。手持ちの生地も大方が淡いピンクのバラのプリント。ふんわりしたお人柄にぴったりです。リボン刺繍でバラを刺してビーズで華やかに飾りました。蓋部分のニードルワークが終了したらあとはハサミとノリの出番。お好きなリボンやテープで回りをぐるりと貼り、缶の内部も布貼りすれば完成です。もちろんバラのプリントの登場ですね。



 今日はカメラを忘れて携帯での撮影。うっかりしていました。その上、Mme. Sa の作品も撮らず終い。出来上がりはばっちり綺麗に撮影してご紹介。

 今日のスイーツはお雛様と春を意識して、抹茶のケーキ。白あんを染めて桜餡にして春がすみをイメージしてみました。抹茶の香りも良く桜餡も綺麗で美味しかったのですが、粘り気の少ない白あんは頼りない。切りわけたらほろりと桜餡のところで割れてしまいました。霞のようにたなびかせずに工夫が必要でした。金太郎飴のように棒状にしてみようかな。

2012年3月3日土曜日

Yの定番16

 今日は桃の節句、お雛祭りです。夕べ、夫が「明日は女の子のお祭りだよ」と桃の枝をお花屋さんから持ち帰りました。そうこれが我が家の定番!と言いたいところですが、こんなこと初めてかも。駅前から自宅までの10分ほどの距離をどんな顔して帰ってきたのか。我こそは善き父親なり〜とドヤ顔だったことは間違いありません。でも可愛い桃色の花は花瓶に生けるとどんどん花びらを開かせて、3月3日を迎える準備は万端。

 娘の初節句から数える事20回目のお節句。途中1,2度お飾りしない年もありました。去年あたりからは、お内裏様とおひな様、ぼんぼり、橘、桜を緋毛氈をかけたチェストに飾るという簡単な様に。これが我が家の定番になりそうです。今年はどんなお顔かとおひな様を見たらちょっとお年を召した感じ。お輿入れから20年も経ったからかしらと夫に言うとニヤっと。ここにも古女房がいると言いたげ。