2008年12月26日金曜日

桜ヶ丘園芸さん便り27

 クリスマスの昨日は日中コートもいらないような暖かさでしたが、今日はまるで冷蔵庫。冬将軍の到来です。
とんがり屋根では、年末恒例のお正月ドアノッカーの講習会が開かれました。

 もちろん、主な材料は作り物ではない植物達です。クリスマスリースの時のモミの香りも良かったのですが、やはり新年を迎える改まった気持ちにさせてくれます。これはコノテガシワ。若松の間やドアノッカーのベース背面に入れます。背面をコノテガシワで覆うのは松ヤニでドアがよごれないようにとのご夫妻の心遣いから。


 そしてもちろん主役は若松。日本のお正月はやはり松。門松やしめ飾りにも使われています。松には年神さまが降りてくるらしいのです。まっすぐに伸びた枝や松葉は古来から日本人の美意識に合ったのでしょう。松の香りは神聖な気持ちにさせてくれます。



そして、新年を迎える御目出度さや華やぎを感じさせてくれるのは、やはり赤い実。深い赤色のサンキライを用意してくれました。そして、稲穂。頭が垂れるほど実を付けた稲穂が繁栄を約束してくれるかのようです。古代米の稲穂もあり、とてもシックな色合いで松の緑を引き立てます。あとは、クワイや松ぼっくり、ユズリハの実、水引で作った鶴と亀、そして来年の干支の牛のお飾りもあり、どれを使うか迷ってしまいました。

 我が家のお正月飾りが出来ました。黄金色のリボンをきゅっと結んで金運アップの予感。おっとこの邪な気持ちはいけません。清らかな心で新年を迎えたいと思います。

0 件のコメント: