2007年10月22日月曜日

needle Bee 通信 番外編1

今日は Needle Bee の番外編。
 我が家の今年のカレンダーはグランマ モーゼスの絵が毎月を飾っています。アメリカに住んでいたアンナ=メアリ=ロバートソン=モーゼス(1860〜1961)こと、グランマ モーゼスは75歳で本格的に絵を描き始め80歳で初めて個展を開き101歳まで現役で絵を描き続けました。モーゼスおばあちゃんは当時の農村の暮らしを季節感たっぷりにそして細かく素朴に描き上げました。そのカレンダーの9月には「アップルバター作り」(1947年作)と題がつけられた絵が選ばれています。家々の間に広がる草が茂る広場で今まさに大鍋でリンゴを煮ている風景です。リンゴの皮をむく婦人達、火をくべる男衆、子供達もお手伝い・・・腕自慢の男が大きな木べらでかき回す大鍋からは熱々の湯気がたっています。ご近所総出のイベントのようで、きっと秋に収穫したリンゴを保存して冬の間食べる準備なのでしょう。
 この絵を見て何が気になるって、そう「アップルバター」なのです。ある本にたぶんこれだろうと思われるレシピが。昔ながらの甘酸っぱい紅玉で作りました。ん〜いい香り。きっと絵の風景の中も甘酸っぱい香りでいっぱいだったのでしょう。
 アメリカの原風景画はもちろんですが、グランマ モーゼスの生き方って素敵だと思いませんか?

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