2014年5月19日月曜日

needlework 11

初夏を思わせる陽気が続きます。爽やかな季節ですね。毛糸のストール編みました。
どうしてこの時期に?季節外れでしょ!ごもっともです。
理由は、もちろんありますよ。日本ヴォーグ社発行の『毛糸だま』春号を4月に入ってから買いました。連続編みモチーフなるものが紹介されていたから。「ふふ〜ん、やるなおぬし」。私はモチーフ編みは大好きなのですが、それを繋ぐのが苦手。これまでいくつもの編みかけを作ってきました。それが繋がなくてもモチーフ編みのような編み目になる。閃いた方に脱帽です。このストール涼しくなる秋口にでも編み始めましょ、と思っていました。
前後して青山の毛糸店「三ッ葉屋」さんに行きましたら、イタリアの毛糸LODENのアルパカ混じりの糸がお安くなっていました。掲載作品に使われていた毛糸とは違いましたが、太さもまあまあよーし、と参考量目よりは大目に買ってかえりました。
とりあえずちょっと編んでみましょと編み始めたら、ぜんぜん毛糸が足りなくて半分位しか編めない感じ。きっと参考作品に使われていた毛糸はふわふわな軽量タイプだったのね。ちょっと待って!この糸は定番ラインではなく今期限りのもの。だからだいぶお安くなっていたのよ。同じものが来シーズンはいる確率はな〜い。すぐに手当てしなくては、と「三ッ葉屋」さんにお電話。いつもながらの穏やかなお声で紳士がご対応くださり、『まだありますよ』とすぐに送ってくれました。とにかく毛糸があるうちに完成させなくてはと、この時期の完成となったわけです。
でもそんなドタバタで気づきもありました。まず、この季節、ストールが活躍する事。薄着のこの時期、朝晩や日中でもウチの中でじっとしているとちょっと肌寒い。何かを羽織るよりは肩口にストールをかける手軽さを実感。レース糸のストールではちょっと頼りない、毛糸のストールいいですよ。レース編みってなんといってもエレガントですしね。 
そして、もうひとつは、必要な時期になってからではちょっとドロナワ。すぐに編み上がればいいですが、シーズン中に編み上がらずに何年も持ち越しなんて経験ありませんか?毛糸に触っていても爽やかなこの季節に、編み物をするって意外といいんじゃないかしら。
転じて、毛糸編みは寒いシーズンのものという既成概念にとらわれずに、編みたい時に編めばいい。もしかしたら、他の場面でも既成概念にこだわらない柔軟な考え方ってありかもしれません。歳をとった頑固な人にならないようにね。

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