2012年5月11日金曜日

Yの小庭から83

雷に豪雨やヒョウ、突風、竜巻とお天気はご機嫌悪し。そんな陽気に植物たちも戸惑っている様子。今年は春の花の開花が遅いような。例年、今時分には咲いているバラがまだ固いつぼみのままです。
 この花をみてすぐにお分かりの方は、かなりの植物通。このシックで楚々とした(滋味でちょっと貧相な)花は、以前ご紹介した波平さんのトレードマークのようにつぼみを伸ばしていたセダム(多肉植物)。セダムにありがちな派手な花を咲かせるかと思いきやちょっと山野草のような風情も。
 同じセダムの仲間の花アロエもほんとうに小さな花を咲かせました。小指の爪ほどの花を良く見ると、本当に綺麗な造作です。アールヌーボーのランプのよう。小ささ故の美しさかも。こうしてみると普段見逃しているものがたくさんあるのだと気づかされます。
小ささでは負けていないタイム。たくさんの種類のある香りのよいタイムですが、この品種はオレンジの香りがします。タイムは乾燥にも虫にも強いのでお薦め。手抜きの我が家向きです。
香りつながりではこちら。センテッドゼラニウムを2種。化粧品の香りにも使われているセンテッドゼラニウム。柑橘系の香りやローズの香り、ちょっと渋めのシナモンのようなスパイシーな香りがするものまであります。
 本当はヨーロッパの窓辺を飾るような真っ赤なゼラニウムが好きなのですが、あちらは香りがあまり良くない。花を選ぶか香りを選ぶか悩むところです。いずれにしても、ゼラニウムは虫にも病気に強いので大好きです。
 強いと言えばこれ。原種のイングリッシュデイジー。こちらも直径2センチ足らずのちいさな花です。桜ヶ丘園芸さんの奥さまによれば、イギリスに行った時に見た草原に自生していたデイジーはこれだと。ん〜かなり我慢強いとみた。我が家の陽当たりの悪い場所でも成長してくれるかな。

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