2012年5月12日土曜日

Yの小さな個展22

 これは、だいぶ前にNeedle Bee のスイーツでもお馴染みのさっちゃんと一緒に作った夢のアトリエ。二匹のくまはもちろんさっちゃんと私。当時はテディベアも作っていたので自分たちで作りました。体調15センチほどのくまさんのアトリエです。夫たちの協力で床やテーブル椅子など木工部分もすべて手作り。普段はほこりにならないようにアクリルケースに入れてありますが、今日は久しぶりに外気に出して記念撮影。
 編み物をしているのは、さっちゃんぐま。編棒は竹串で本当にさっちゃんが編みました。机の上は今買ったばかりの毛糸を紙の袋から出して早速編み始めた場面が。当時毛糸はホビーラホビーレで買っていて、本当に入れてくれる紙袋を縮小コピーして再現。さっちゃん夫婦は本当にこういうこともお得意。編み物雑誌の「毛糸だま」もミニチュアサイズに。もちろん傍らには珈琲とクッキー。毛糸を入れておくバスケットもあります。
 ピースワークしたトップとキルト綿、裏布を合わせてキルト掛けをしているくまは私。そのころ、本当に縫っていたピースワークと同じ生地を使って縫い合わせ、一番小さな刺繍枠をキルト枠に見立てました。実は原寸大のキルトは仕掛かりのままお蔵入りになっています。いつになったら完成するかな。二匹ともビーズ付きのレースの襟をつけ、パールのピアスだってしています。
テーブルにはくま型のピンクッションやピースワークのデザイン帳に色鉛筆(これは爪楊枝に色を塗って制作)。いつも使っているカットボードやデュアルデューティの糸なども。このボードはいつも本当に使っていたボードを壊してさっちゃんが作ってくれたもの。ちいさなハサミやランプ。ディテールにこだわって作った楽しい時間の感覚が甦ります。
 まだまだストーリーは続きます。コート掛けには帽子とバッグ、それから焼きたてのフォションのパンも(もちろんあのフォションの紙袋も縮小して作りました)。同じ部屋で積み木や絵を描いて遊んでいた子供たちと、大工仕事をしていた夫たちは連れ立ってお出かけ。当時、幼稚園生だった子供たちを連れてパパたちは動物園やプールに行っていましたっけ。お留守番の私たちにはこんなアトリエがあったら素敵ね、なんて話しながらちくちくする穏やかな時間が流れていました。          時は経って夢の実現はありません。でも針仕事の楽しさは今でも変わらず。そしてアトリエの夢もまだ持ち続けています。

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